ちょっとした自分へのご褒美で、いつもとは違ったお酒が飲みたい。新しいお酒との出会いを求め検索するも、飲み方の提案としてオシャレなカクテルばかり出てくることはないでしょうか?家で材料を揃えるのは大変だし、もっと手軽に美味しく飲める方法はないのだろうか。
そこで、店舗やネットで手軽に手に入るいつもとは少し違ったお酒、そしてそれをスーパーなどで買えるもので簡単に美味しく飲む方法を聞きに、「小岩のジン研究所」へ行ってきました。今回お話を伺ったのはBar Soutsuのオーナーバーテンダー、小野寺総章さんです。
小野寺総章
700種類のジンを揃えるジン専門店、小岩のジン研究所「Bar Soutsu」Owner Bartenderジンの魅力をもっと広めるコミュニティ「Gin Lab japan」も運営しており、よりジンが愛され広まるよう、広く活動の輪を広げている。
ライタープロフィール
nomooo編集部・杉山お酒と神保町が好きなnomooo編集部員。カウンターでゆったりひとり飲みが自分への最高のご褒美。いちばん好きなお酒は「ラ マニー スパイスド」、リビングにあるお酒用の棚がいっぱいになってきました。
「小岩のジン研究所」とは
杉山
今日はよろしくお願いいたします、家飲み充実化!ということで色んなお酒を買って家で飲んでいるのですが、ジンはあまり買ったことがなく、ご相談をと思いまして。小野寺さん
ようこそいらっしゃいました、本日はよろしくお願いいたします。杉山
はじめて来た時も思ったんですが、ジンだけですごい数ありますよね。今何種類くらいあるんですか?小野寺さん
今はそうですね、700種類以上はあるかと思います。杉山
700!?どこに何があるかわからなくなりそうですが、「こんな味を飲みたい」と伝えるとパッっと出でくるのが、本当にすごいなと思っています(笑)ジンにハマったきっかけというか、お店を作ろうと思ったきっかけってなんだったですか?
小野寺さん
きっかけは、元々バーが好きで、比較的ウイスキーを飲むことが多かったんですが、どのバーに行ってもやはり一番はじめに飲むのがジントニックだったんですね。だからどのバーもまずジントニックを飲むことで、そのバーを全身で感じることができるというか、そんな感覚があって。でも、そのジントニックって作り方の多様性はもちろんあるんですが、ジンの銘柄にこだわっているお店さんって意外とそこまで多くなくて、スタンダードなものでどう美味しく作るかをみなさんやっていらっしゃってる印象があったんです。
そんな中で、ジンの銘柄にフォーカスをおいた店ってあっても良いんじゃないかな?と思って、お店を作りました。
杉山
なるほど、確かにはじめにジントニック頼みますね。小野寺さん
僕が開業したときって、日本にまだそこまでジンが流通してなくて、買おうと思ってもなかなか手に入らなかったんですけど、今はすごい増えたなって思います。ソーダ割りにぴったりなクラフトジン「瀬戸内 檸檬」
小野寺さん
ちなみに杉山さんの中でジンってどんなイメージですか?杉山
ジンって聞くとジントニックしか思い浮かばないんですよね。なんかサッパリしたボタニカルっぽいお酒というイメージですかね。ソーダで割るのも最近よく聞きますが、正直あまり飲む機会はないです。ジンって、私の中で飲み方のレパートリーがあまりなくて、家で飲むとなると1本終わるかな?と。
小野寺さん
なるほど、だからちょっと手を出しづらいと。杉山
そうなんですよね、ただめちゃくちゃ勉強したいという気持ちはあります!小野寺さん
かしこまりました、ではまず思っているのとちょっと違った印象を持ちそうなものを飲んでみましょうか。こちらの「クラフトジン瀬戸内 檸檬」です。杉山
レモンの香りがするってことですかね?小野寺さん
広島のレモンを使ったジンで、トニックで割るというよりは、ジンソーダでスイスイと飲めてしまうような。自宅で飲むにはかなり適しているかと思います。トニックウォーターってどこにでも売っているわけではないですしね。杉山
美味しい!これ凄くレモンサワーみたいじゃないですか?私がイメージしていたジンと違います、味にちょっと深みがあるというか、本当にソーダで割っただけですか?(笑)しっかりレモンを感じますね。ジンのソーダ割ってサッパリしすぎてるイメージがあったので、香りだけかな?と思ったのですがしっかりレモンの味がして驚きました。あとちょっと白濁しているような。
小野寺さん
ソーダ割でカジュアルに飲める、とても素晴らしいジンだと思います。そこまで気負いせず飲めるのが良いかなと、そして手に入りやすいのも助かるかなと思い、ご紹介させていただきました。杉山
助かります、そして普段飲みにこの瀬戸内ジンのソーダ割が仲間入りしそうです。甘くないので食事にも合わせやすいですね。ロックでも美味しそうだなと思いました。ありがとうございました!
ジンのソーダ割を作る際に注意するポイント
家でお酒を作るとき、ちょっとしたことを気を付けるだけでより美味しくできあがります。いくつかポイントをご紹介いたしますので、ぜひ試してみてください!
氷は「純氷」を使う
製氷機で作った氷よりも、スーパーやコンビニに売っている純氷のほうが溶けにくく、水っぽくなりにくいというメリットが。ただ、スーパーやコンビニで買うとなるとお金がかかってしまうため、家でなるべく溶けにくい氷を作る、というのもひとつの手です。
なるべく溶けにくい氷の作り方
1、不純物を少なくするために、凍らせる前に一度水を沸騰させる2、沸騰させた水は常温に戻してからゆっくり冷やす
3、純粋な水から凍り始めるため、半分凍った状態で残っている水を捨て、純度を高める
ソーダを注ぐときは氷にあてない
炭酸が抜けないよう、ソーダを注ぐときは衝撃を少なくします。グラスの下のお酒に直接ソーダを注ぎ入れるイメージで、氷にあたらないように丁寧に注ぐのがポイントです。
他にもグラスは薄い方がより香りを感じやすかったり、割り箸で混ぜると炭酸が抜けやすかったりと、ちょっとしたことで違った味わいになるんです。ぜひひと手間かけてみてください。
ソーダで割るだけで普段の食事にも合わせやすい、美味しくサッパリと飲める「クラフトジン瀬戸内 檸檬」、自宅で楽しみたいときの1本として飲んでみてはいかがでしょうか?
Bar Soutsu
店舗名 | Bar Soutsu |
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住所 | 東京都江戸川区南小岩6-18-8 L号室 |
電話番号 | 03-5876-8016 |
営業時間 | 19:00-2:00 |
定休日 | 木曜日 |
喫煙 | 可 |