牛肉、豚肉、鶏肉に、最近はなんと馬肉まで! いかにも飲食店業者向けっぽい雰囲気を醸しながら、種類豊かにズラリ陳列されている業務スーパーの冷凍肉類。正直当たり外れがある分野なのですが、今回は『牛やわらか焼肉』という無難に使いやすそうな一品をご紹介。
おすすめ!と言えるほどのおいしさでもなんでもないのですが、タレで味付けする焼肉丼などのガッツリ飯を作るには、それなりにベースになれる一品。あなたの味付け次第の食材、どう扱います!?
業務スーパー『牛やわらか焼肉』579円
おすすめ度 ★★★☆☆
業務スーパーの冷凍コーナーで販売中です。価格は税込579円で、内容量は500g。100g当たり115.8円の計算ですね。業スー肉類の中で比べるとイマイチですが、まあまあのコスパ感ではないかと。
製造元は熊本県の株式会社ミート丸真あさぎり工場。同じく業スーで売られている冷凍肉『牛やわらかサイコロステーキ』と同じ製造者ですね。価格帯も近いし、成型肉である点も共通です。
開封するとこんな感じ。平べったい四角形にざっくり成形されたオーストラリア産牛肉が、二十数枚ほど入っております。調理方法は冷凍状態のままフライパンに敷いて、しっかり火を通すだけでOKです。
オイリーだけど歯ごたえ十分で丼メシ用にアリ!
焼いているうちにジュワジュワと脂が染み出すので、油は別途用意しなくても大丈夫。牛脂多めに結着されているのでしょう。8枚焼いたら肉が浸かるほど油が吹き出し、揚げているようなビジュアルに……残った油は切ったほうが良いですね。強めに火を通したからでしょうか、一方でお肉の臭みは特に気になりませんでした。
普通の冷蔵肉に比べるとどうしても柔らかすぎて、物足りなさが残りやすい成型肉ですが、本商品は比較的しっかりめに弾力を感じます。脂身が表面に浮くほど混じり、たまに硬い歯ごたえが引っかかるのは気になりますが……。同じく成形冷凍肉の『牛やわらかサイコロステーキ』などに比べると十分に食べ応えがあり、オカズのメインもそれなりに張れるのではないかと!
最低限の下味は付いていますが、白米をガツガツ食べるならタレを用意したいかも。今回は醤油大さじ3をベースに酒・みりん・砂糖を各大さじ1、おろしにんにく・コチュジャン・白ごまを少々加えた自作タレを絡めたところ、ばっちりの美味しさに仕上がりました!
衣をまぶしてひと口牛カツにするのも美味しそうですね。ふつうの薄切り牛肉として色々なレシピに活用できますし、一度試してみても良い商品かと思います!