神戸市は22日、職員や教諭に対する懲戒処分内容を公表した。
診断書偽造&ウソの説明
行財政局に勤務する女性職員(22)は、2023年~2024年度にかけて、病気休暇を取得する目的で、診断書を偽造。
虚偽の申請を繰り返し、計55日間の休暇を不正に取得した。

また、所属先での事情聴取で、ウソの説明を行った。
この職員は、22日付で懲戒免職処分。
人事課の聞き取りに、職員は「精神的につらかったため」と、不正を繰り返した理由について語った。
酒気帯び運転と同僚の現金窃盗
また、今年2月10日、酒気帯び運転で逮捕された交通局の男性職員(60)は、停職6か月の懲戒処分。

さらに、同僚の財布から計1万5千円を盗んだ垂水区の男性職員(26)も、停職3か月となった。
生徒を転倒させる…
そして、東灘区の市立中学校に勤務する男性教諭(45)は、今年5月19日、自校の生徒に対して体罰を行った。
具体的には、被害生徒を別室で指導するため、教諭は右手で生徒の首周りを持ち、左手で肩を押しながら移動させた。
その際、生徒が教諭の手を振り払ったため、生徒のあごを左手でつかんだ。

また、被害生徒の両肩を持って1~2回揺さぶったため、生徒は転倒。
その後、被害生徒を起こし、胸倉をつかんだ。
この教諭は、戒告の懲戒処分となった。
市教委が謝罪
神戸市教育委員会は「このたびの不祥事により、児童・生徒、保護者をはじめ市民の皆様からの信頼を裏切ることとなりましたことを深くお詫びいたします」と謝罪。

また「綱紀粛正及び服務規律の徹底を図るとともに、不祥事の根絶に向け全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントした。