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高校の寮や旅館で『ノロウイルス集団食中毒』 計32人発症・6人入院 3人は救急搬送


長野県では、県立高校の寮と旅館でノロウイルスによる集団食中毒が発生しました。県立飯山高校の静間寮では、19人が発熱やおう吐を訴え、内18人が医療機関を受診し、5人が入院。保健所の調査で寮の調理従事者と発症者からノロウイルスが検出され、提供された食事が原因と判明しました。食事業者には3日間の営業停止処分が下されました。野沢温泉村の旅館でも宿泊客3人が救急搬送され、他の宿泊客も症状を訴えたため、旅館の調理部門も営業停止処分となりました。ノロウイルスによる食中毒は通常軽症ですが、高齢者や免疫力が低下している人は重症化しやすく、早期の医療受診が推奨されます。

長野県は24日、県立高校の寮や旅館で、ノロウイルスによる集団食中毒が発生したと発表。

生徒や職員が発症

県の健康福祉部によると、県立飯山高校の静間寮で、生徒や職員計19人が発熱、おう吐、腹痛などの食中毒症状を訴えた。

(画像:イメージ)

18人が医療機関を受診し、5人が入院。

保健所が検査した結果、寮の調理従事者と発症者からノロウイルスを検出。

ノロウイルスによる集団食中毒と断定した。

食事提供業者を営業停止処分

今月17日から18日の朝にかけて、提供された食事が原因とみられる。

具体的なメニューは、17日の朝、天ぷらうどん。

同日昼は、とんかつや豚生姜焼き、マカロニサラダなど。

(画像:イメージ)

18日の朝、トースト、ココア、野菜サラダ、ごはん等だ。

保健所は、寮の食事を提供した業者に対して、24日~26日まで、3日間の営業停止処分とした。

旅館では3人救急搬送

また、今月16日午後8時半ごろ、野沢温泉村の旅館『池本』に宿泊していた客3人が、おう吐、下痢などで、救急搬送された。

うち1人が入院。

(画像:野沢温泉)

ほかにも、宿泊客計10人が、下痢、発熱、おう吐、腹痛などを発症。

うち3人が医療機関を受診した。

スキー研修に来ていた客も…

保健所が検査したところ、旅館の調理従事者と発症者からノロウイルスを検出。

ノロウイルスによる食中毒と断定し、旅館の調理部門を23日~25日まで、3日間の営業停止処分とした。

旅館で提供された食事は、マグロの山かけ、刺身、カレイの煮付け、グリルチキン、サバの塩焼き、海老マヨネーズ焼きなど。

(画像:イメージ)

発症者の中には、他県からスキー研修に来ていた客もいる。

重症化しやすい人

なお、ノロウイルスによる食中毒は、通常は軽症で済むことが多いが、重症化する場合もある。

高齢者や乳幼児、基礎疾患を持つ人、また、免疫力が低下している人は重症化しやすい。

(画像:ノロウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

これらの人たちは、ノロウイルスに感染した場合、早めに医療機関を受診し、適切な処置を受けることが重要だ。

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