千葉市は11日、市内の居酒屋で食事をした客が、食中毒症状を訴えたと発表した。
10~60代までの男女8人
市の生活衛生課によると、稲毛区にある『とり鉄』稲毛店で、先月23日に食事をした18人のうち8人が腹痛、下痢、発熱などの食中毒症状を呈した。
また、食中毒症状を訴えたのは、10~60代の男性6人と20~40代の女性2人。
店は3日間の営業停止処分
保健所が検査したところ、症状を訴えている3人からカンピロバクターが検出された。
そのため、カンピロバクターによる集団食中毒と断定し、店を11日~13日まで、3日間の営業停止処分とした。
なお、患者が共通して食べたメニューは、鶏のたたき、串焼き(レバー、つくね、ねぎま)など。
生の鶏肉や卵などに存在
カンピロバクター食中毒は、『カンピロバクター』という細菌によって引き起こされる食中毒。
この細菌は、生の鶏肉や卵、牛肉、魚介類などに存在することが多い。
カンピロバクターは、食べ物を適切に調理せずに摂取すると、消化管で増殖し、食中毒を引き起こす。
予防3箇条
予防策としては、
- 食材の適切な調理:生の鶏肉や卵、牛肉、魚介類は十分に加熱すること。
- 衛生管理:調理器具や手を清潔に保つこと。
- 冷蔵保存:食材を適切に冷蔵保存すること。
これらを、日頃から厳守することが大事だ。