国から大学へ補助金を支払うの窓口となっている、日本私立学校振興・共済事業団。
23日午後に、補助金の交付を決める審議会を開催した。
なお、日大への補助金(23年度)は、全額不交付と決定され、3年連続0円となったことが、取材でわかった。
日大の内部統制不機能が理由
日本私立学校振興・共済事業団の補助金担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「不交付になった理由は、学生が違法薬物で逮捕されたことではない」と話す。
さらに「学生が逮捕されたことに対する大学側の対応や、理事長・学長への情報伝達など、内部統制が機能していないところが、審議会で問題視された」と語った。
以前は約90億円
なお、日大の国からの補助金は、不交付になる前の2020年度は、約90億円が支払われていた。
この金額は、全国の私立大学で2番目に多い額。
来年度に関しては、2024年10月の審議会で判断される。
補助金地獄に
しかし、今年度も不交付となったことで、仮にガバナンスの改善が認められても、来年度支払われる補助金は、満額の25%。
もちろん、改善が認められなければ不交付が続く。
その後順調に推移しても、ルール上、毎年25%ずつ増えていく仕組みだ。
日大は、完全に『補助金地獄』に陥ってしまった。