さいたま市は、中古車販売大手「ビッグモーター」の浦和美園店前の街路樹から、除草剤の成分が検出されたと15日に発表。
その量は、通常の約4倍であることが、トレンドニュースキャスターの取材でわかった。
ケヤキ5本が枯れる
さいたま市は、浦和美園店の店舗前にあった街路樹(ケヤキ)が、店舗側3本と反対側車線の2本、計5本について枯れていることを確認。
今月3日に、植え込みの土壌を採取し、埼玉県に分析を依頼した。
会見以降もまかれていた可能性
分析の結果、およそ0.8g/㎡の除草剤成分・グリホサートを検出。
通常1回に散布される量は、およそ0.2g/㎡のため、約4倍の量が検出されたことになる。
さいたま市道路環境課の担当者は、取材に対して「今回の濃度を考えると、先月25日の社長の会見以降も、除草剤がまかれていた可能性を否定できない」と語った。
警察に被害届
なお、今月2日には、ビッグモーター店舗開発本部から電話で、街路樹を枯らしたことに対する謝罪があったという。
市は、除草剤成分が検出されたことに対して、警察に被害届を出す方針。
また、ビッグモーターに対しては、原状回復と損害賠償について協議していくとしている。