今回のテーマはSDGs。
旧町田リサイクル文化センターに建設された、「町田市バイオエネルギーセンター」という施設をご存じでしょうか。
東日本初となる生ごみのバイオガス化施設とごみ焼却施設等を一体的に整備した施設として今注目されています。
加藤渚キャスターが取材をしました。
東京都町田市にある施設”町田市バイオエネルギーセンター”にやってきました愛称は「バイエネ君」と言うそうです。
私のうしろにあるこちらのクレーン、なんと一度に2トンのごみをつかむことができるそうです。
こちらの施設は、一般の方でもごみ処理の工程が見られる”見学ルート”もあるとのことで、今回は施設担当者と一緒に見学ルートから巨大施設内を紹介します。
みてください、ガラス越しに大量のごみが見えます、実はこちらは市内の7日分のごみをためられる”ごみピット”と呼ばれる場所だそうです。焼却した後はエコセメントの原料になるそうです。
施設内にはクイズコーナーや、様々な体験ができる展示コーナーもあります。夏休みには自由研究で足を運ぶ親子も多いそうです。
この床の青い部分はなんだと思いますか?
実はこれ「高さ100㍍の煙突の直径」を表しているんです。大きいですよね。
有害物質を取り除いた排ガスを放出する為に、高さ100メートルもの煙突が必要なんですね。
そして、こちらは、
施設の一番の特徴でもあるバイオガス化施設エリアです。生ごみを発酵させて発生するメタンという気体が含まれたバイオガスを発生させているようです。
バイオガスはガスエンジンを動かして発電機を回し、発電の過程で発生した熱も有効利用しているとのこと。
こちらの施設の担当者、伊藤さんにお話を伺いたいと思います。
「こちらの施設が作られた理由について教えていただけますか?」
(施設担当者 伊藤氏)
「町田の施設 焼却工場は39年の長い間稼働していたのですが、老朽化ということで新しい施設をつくろうとろうということで、いろいろ検討した結果、エコに繋がるものが必要なのではないかという市民の方からの意見もありましてバイオガス化施設を取り入れた施設をつくったという形になります。」
「最近気になるエコな話題はありますか?」
(施設担当者 伊藤氏)
「こちらの建屋の2階部分にリサイクルショップがありまして、リサイクルショップというか流通ショップがありまして、そこがまちエコというショップです」
ということで、実際にリサイクルショップを訪れてみると…
みてください、いろいろな再生家具等が展示されています。
リサイクルショップ まちエコでは家具などが格安で販売されているんですね。
元々は粗大ごみとして出されていたものから再生可能な物を修理して販売。
1日に約6トンの粗大ごみを回収し、その中から再生可能なものを選びショップ併設の修理スペースで手作業で修理を行っているんだそう。
実際に修理や再生を行う担当者に、リサイクル品への反響について伺ってみると…
「利用者の方からたくさんの喜びの声を頂いていると思いますが、そのような反響についてどのようにやりがいに繋がっていますか?」
(まちエコ スタッフ)
「わたしたちは、来たものをいかにきれいにしてお客さんに出して、お客さんに「わぁ!安くてきれいだわ」と言ってもらえるのが最高ですね。」
より持続可能で効率的なゴミ処理を行っていく為に、私たちも何ができるか改めて考えていきたいですね。