千葉県立千葉高校は、千葉市中央区にある創立130年を超える公立の伝統校。
2008年より中学を併設した中高一貫校で、県内の公立高校の中ではトップクラスの進学実績を誇る。
その進学校の教室内での生徒による窃盗動画が、現在SNS上で拡散されている。
生徒のカバンを物色
動画内では、誰もいない教室に、マスクをした一人の生徒が入っていき、机の脇にかかっているカバンを物色している。
また、カバン内の財布のようなものから、何かを抜き取っているようにも見える。
この学校で一体何が起きていたのか。
窃盗が起きていたのは事実
千葉県教育庁児童生徒安全課は、トレンドニュースキャスターの取材に対して「県立千葉高校内で、窃盗事案が1月に起きていたことは事実」と話す。
また、「高校は警察にも相談しており、窃盗事案を起こした生徒は判明している。その生徒に対して指導も行っている」と語った。
加害者のプライバシーも考慮
SNS上では、教諭から「動画をすぐに消せ」、「警察には絶対言うな」と口止めされたといった投稿も見られる。
この点に関しては「警察に絶対言うなとは、決していっていない。実際に警察に相談している」と話す。
また、「これ以上動画を拡散しないでくれとは言ったが、あくまで加害者のプライバシー保護を鑑みて行ったこと」と語った。
もみ消しの意図はない
学校側が「もみ消しをはかったのでは?」といった懸念も、SNS上では広がっている。
これに対して児童安全課は、「事案発生の報告は受けており、もみ消しの意図はなかったと考えている。また、動画が拡散されていることに対して、学校側と協議していく」と話した。