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伝説は本当だった!? 「デビルズ・レイク」の湖に住む首長竜


 ネッシーやビッグフット等、未確認生物とされるものの中には、近年の目撃証言だけではなく調べてみれば古くから文献や伝承が残っている事が判明するものが相当数存在する。

 アメリカのウィスコンシン州南部、ソーク郡に存在するデビルズ・レイクは近年になって湖の中で活発に動く奇妙な巨大生物の姿が目撃され、動画や写真が撮影されている。大きさは10〜20m程度とかなり大きく、黒ないしは灰褐色の体色にコブのある背中、長い首を持っているという。

 この未確認生物は古くから現地のネイティブアメリカン、ナコタ族の間で存在が知られていたものであり、「アンクティジーナ」と呼ばれていたという。非常に凶暴な性質を持っていると言われており、先住民でこの怪物の犠牲になった者も多数いたようで、怪物を鎮めるために生け贄を湖に沈める儀式も行っていたようだ。

 ちなみにこの湖はナコタ族の間では精霊の住む湖、聖地として考えられており、本来は「スピリット・レイク」と呼ぶのが正しいそうだが、この地に伝導に来たキリスト教宣教師により土着信仰が悪魔崇拝と同一視されたために「デビルズ・レイク」と名前が変わったそうだ。

 また、1889年にこの湖が干上がってしまい、かなり水位が下がった事があるのだが、この時ナコタ族の多くが湖の湖底に鎮座している怪物の姿を目撃している。それによると、怪物は太い胴体に長く細い首をもち、その先に小さな頭があったという。怪物はやがて彼らが見ている前で巨体を動かし、水が残った所へ入っていったという。このように、昔から詳細な目撃証言が継続的に報告されているため、実在の可能性の高い未確認生物と考えられているのだ。

 現在、デビルズ・レイク周辺は自然が多く残っており、風光明媚であることから州立公園となり、キャンプやアウトドアが楽しめる場所にもなっている。この怪物も現地で親しまれており、デビルズ・レイクの観光案内用の垂れ幕にその姿を見ることもできる。

 運が良ければ、観光で訪れたあなたの前にも本当に姿を現してくれるかもしれない。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

【記事提供:リアルライブ】
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