
俳優中山優馬(32)が23日、KAAT神奈川芸術劇場で舞台「蛙昇天」(10月24日~11月8日、同所)囲み取材及び公開ゲネプロに出席した。
戦後の日本で実際に起きた事件を題材に、個性豊かなカエルたちを通じて人間の性や集団心理を描く物語。演出を手掛けるウォーリー木下(54)のもと、出演者たちはカエルならではの動きや行動原理を追求してきた。
中山は「初日から今日まで、こんなにカエルに向き合ったことはありません」と稽古を振り返り、「カエルの無限の可能性を信じて、みんなで苦しみながら最高の日々を過ごしてきました」と充実感をにじませた。
台本については「セリフが多く、たくさん美しい日本語が並んでいて、普通に生きている中ではなかなか言語化の難しい感情をすごく深く言語化している」と語った。稽古では、相手の動きを無意識にまねる「リンク」など、カエルの行動原理を共有するためのルール作りにも取り組んだ。「カエルのルールを真剣に話し合った時間が愛おしい」と振り返った。
役作りで苦労した点には、カエルの視野の広さを挙げた。「今回のお芝居では相手の目を見て話すことがほとんどない」と話した。目が合う瞬間が作品の中で印象的な場面になるといい「訓練していくと、逆に目が合うと恥ずかしくなる」と独特の体験を明かした。
最後に「とてつもないエンタメが爆誕しました。皆さんの知らないカエルの世界をぜひのぞきに来てください」と呼びかけた。
この日、ウォーリー木下、矢崎広(39)、音月桂(46)も出席した。
