
吉本興業は25日、所属芸人で音楽家のミッチェル(本名・栗林美智瑠=くりばやし・みちる)さんが18日に子宮体がんにより、東京都内の自宅で亡くなったと発表した。47歳。葬儀・告別式はすでに近親者で執り行ったという。後日、お別れの会を開く予定。喪主、自宅住所等は非公表。
ミッチェルさんは幼少期からピアノに励み、声楽などを学んで音楽家として活動。卒業後は二期会オペラストゥーディオ予科を上位成績で終了した。オペラなどの歌い手として、ウィーンでの交流コンサートや全国600を超える小中高校での公演など、さまざまなライブに出演していた。
40歳だった19年にNSC(吉本総合芸能学院)東京校に25期生として入学。同期から「25期の母」と親しまれ、以降は芸人としても活動した。昨年3月に子宮体がんステージ4のBと宣告されたことを明かし「まだまだ成し遂げたいことがたくさんある」などと語っていたが7月8日放送のラジオ出演が最後の芸能活動となった。