
女優木竜麻生(31)と森田望智(28)が25日、都内でNHK夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」(9月8日放送開始、月~木曜午後10時45分)の制作発表に出席した。
大阪の広告代理店で仕事に忙殺される30代の望月飛鳥(木竜)の前に突然、高校時代の友人の日比野ひかり(森田)が現れる。かつて高校の天文部を立ち上げた女子4人組が、再びかつての夢を追って超小型人工衛星の打ち上げを目指す、2度目の青春の物語。
主演の木竜は「飛鳥ちゃんはルーズボールを愚直に拾い続けている。彼女のパーソナルを大事に意識して演じました」。森田は「ひかりちゃんは“太陽のような人”と書かれていました。自分の力で道を切り開いていく人だと思いました。私も好きなものは好きというタイプで、お芝居が好きなのは、ひかりの宇宙と同じだと思います」と話した。
初共演のお互いについて木竜は「望智ちゃんとは、おのおのの道があったとしても、ゴール地点は同じだと思う。私が不得手なところが得意で、その逆もある」。森田は「お互いに『足して2で割ったら最強だね』と(笑い)。私は自分の視点の景色ばかり見えてしまうタイプで、独り善がりに突き進んで分からなくなってしまう。そういう時は『麻生ちゃ~ん』と助けてもらいます」と話した。
2人の高校時代を演じるキャストについて、木竜は「まぶしすぎてキラキラしている。すごく美しいものをみせられた感じ」、森田は「『私たちには私たちの経験がある』を合言葉に頑張りました」。木竜は「『30歳には30歳の経験がある』と」と笑った。