
TBS安住紳一郎アナウンサー(52)が、9日放送の同局系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演。来日していた米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏(69)へのインタビューを放送した。総合司会の三谷幸喜氏は安住アナに、ゲイツ氏へのギャラを確認。安住アナは、「もなか代とコーラ2本」と、ノーギャラだったことを明かした。
ゲイツ氏は、このほど、日本を訪れ、石破茂首相とも会談。石破氏は19日、ゲイツ氏が支援しているアフリカなど途上国の子供らへのワクチン供給を行う国際組織「Gaviワクチンアライアンス」に今後5年間で最大5億5000万ドル(約812億円)を拠出する考えを示したばかり。
ゲイツ氏は、安住アナから「寄付の文化や『やらなくちゃいけない』と思ったきっかけは何かあるんですか」と問われ「私が育った家庭は、両親(ビル・ゲイツ・シニア、メアリー・マクスウェル・ゲイツ)が(寄付活動など)ボランティアのお手本を見せてくれました。そして私が成功するにつれて母はこういいました。『多くを与えられたものは多くを求められる』(新約聖書『ルカの福音書』)」との言葉を紹介した。
また、トランプ米大統領がUSAIDの国際支援を事実上解体するなどの状況について、ゲイツ氏は「私は、富を得た人々はもっと率先して行動すべきだと考えます。資金面だけでなく声を上げる責任があります。政府に働きかけるべきなんです」とも語った。
インタビューの放送後、総合司会の三谷幸喜氏は「もっとビジネスライクな人かなというイメージあったんですけど」とゲイツ氏の人間味あるインタビューへの感想を口にしつつ「でも、うかがいたいのはこの番組出るにあたってビル・ゲイツさんのギャラはどういうことになっているんですか」と、安住アナに問いただした。
安住アナは「払ってないんですよ。車も出してなくて、通訳の人も連れてきてくれて番組の持ち出しはお土産のもなか代と楽屋にカロリーゼロのコーラを2本入れてくれと言われたんで、コーラを2本買っていれました」と明かした。