
お笑いコンビ、極楽とんぼの山本圭壱(57)が21日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1時)に出演。約10年前の芸能活動再開のライブを振り返った。
ココリコ遠藤章造は「山本さんが復帰されたのが2015年の下北沢(のライブ)でね。今だから言ってもいいと思うんですけど、下北沢でライブ終わってからそこから山本さんがものすごい人に、報道陣に囲まれながら来るじゃないですか。あの日そのまま我々は夜ご飯食べようって言ってたんですけど、山本さんがとんでもない状況だと。もういろんなところから写真だなんだって来てる。もうどうしましょうってなって撒きに撒き倒しましたよね」と振り返った。
山本は「ライブ終わって、前日、前々日にいろいろシミュレーションをしてたんです。少ないけど、多分そういう(報道)方々が来てくれる。いろいろ取材をしようとするけど、一切何も語らないで出るためには車で出てったりすることはできないから、『そうだ。井の頭線に乗ればいいんだ』って言って。井の頭線に乗る。で井の頭線から下北から向かうんだったら渋谷方向だ。反対側に行ったら田舎だからバレてしまう。でも街に戻るような形だったら『渋谷に張れ』とかそういう形になる。だけど、渋谷に行く間に、あなた(遠藤)が住んでた、駒場東大前。駒場東大前に降りて、細い道があって、一方通行。タクシーも止まれない。俺あそこピンと浮かんで。駒場東大前の駅の改札降りたところでうちのスタッフに原チャリで待っといてもらって。俺は降りたら、原チャリでまたがって、一方通行を行くってところまで考えていた」と報道陣から逃走する構想を明かした。
山本は「それでライブ終わって、ここは笑顔作戦だと。『ありがとうございます』って、笑顔で改札に消える。で消えて、そのまま駒場東大前に行くんだけど、下北から井の頭線に乗る間、芸能リポーターが何人かおられる。で俺はもう扉の前に立ってたら、後ろに鏡越しみたいに(報道陣が)見える。『山本さん今どういうお気持ちですか。ライブやられて』とか言って。俺はずっと何も答えないで、で駒場東大で開いた瞬間バッて降りてった。そうしたら『おい! 駒場で降りたぞ!』みたいなことを言うの。でそのまま駒場で降りて、俺が(原チャリ)またがってバーッと行った瞬間に(報道陣が)『おい! なんかわけわかんないので行った!』って言うの。あと走って3人くらい来るんだけど、ブーンって」とまくことに成功したことを明かした。
山本は「で、粟島通りのバス停に俺はバイクだけ置いて、タクシーでそこからマッコイ(斉藤氏)の事務所(SHOW-GUN)に行くのよ。で、マッコイにそれまだ伝えてない。マッコイの事務所にタクシーで行くときに『マッコイ、今俺ライブ終わって、SHOW-GUN行こうと思うんだけど、お前いる?』って言ったら、『え、俺いません。ADに言っておきます』って。AD君が中に一人だけいて、そこに俺が上がっていって。ここに今いさせてって言って。で、そこから、あなたたち(遠藤ら)に連絡して。恵比寿の『らっきょ』ですよ。そこを貸し切って」と仲間との会食までの”逃走劇”を語った。