
お笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザーが、スペシャルキャスターを務めるフジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に22日、出演。最近横行している「なりすましアカウント」について、私見を述べた。番組では、人気タレントを多く抱える「STRATO ENTERTAINMENT」が、なりすましアカウントに対し、法的な手続きを行ったことがクローズアップされた。同社では、契約タレントやグループを名乗るX(旧ツイッター)上のアカウントから、クレジットカード情報の入力へと誘導する詐欺サイトを確認したという。
カズは、「(本物か)どっちがなりすましか、海外の会社は何も判断できないし、なりすましを作ること自体、罰する法律がない。今回悪質性が認められたから単純にこういうふうに進んだけど、どこをもって悪質性なのか。他人の顔写真を使っていることがダメだとしたら、ファンで使っている人はいくらでもいるし、内容をどこまで精査するのか難しい」とした。
世の中、有名タレントやアナウンサー、県警、知事などのアカウントを巧みに替えてアクセスさせる。ニセのサイトなのに、ご丁寧に「偽アカウントにご注意ください」とわざわざ呼びかけるものもある。
「そもそも、無料のプラットフォームにこんな信頼を置いているというのが本当は間違っている。めちゃめちゃ治安が悪い街だと思って、そこでみんな顔を隠してブツブツつぶやいているのに、そんな人に話しかけられて、(本人かどうかも分からないのに)話をするって、異常な話。使われる側の判断」と、カズは危険性を訴えると同時に、ユーザー側の正しい対応を促していた。