
国際弁護士の八代英輝氏が21日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。大阪・道頓堀で2人の消防士が死亡した雑居ビル火災について、構造上の問題を指摘した。
火災は18日午前9時45分ごろに発生し、ビル2棟で計約100平方メートルが燃えた。番組によると、西側6階建てと東側7階建ての2棟のビルは、6階と4階で往来可能となっている。全体に細長い建物で、西側1~3階部分が激しく燃えた火が、東側5~6階に燃え移ったとみられる。広告板に燃え移った火が東側5階の窓ガラスが焼損して火が入ったとされている。消防士2人は東側のビルで消火活動を始めた。まもなく逃げ場を失い、窒息した可能性があるという。
八代弁護士は、「東京や大阪など、都市部の雑居ビルには非常に多いタイプ。避難するとき、火の回りが早いと逃げ道を防がれてしまう。ビルが細長い構造になっているのが被害を大きくしてしまった」と分析していた。