
クリエーターユニットRoyal Scandalが21日までに公式X(旧ツイッター)を更新。元ボーカルluzさんの訃報を受け、追悼した。
メンバーの奏音69とRAHWIAの署名で、「2014年の結成より約10年間にわたり、Royal Scandalの元ボーカルとして活動を共にしたluz氏が逝去されました」と報告。「突然の訃報に接し、メンバーおよび関係者一同、深い悲しみに包まれております。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご親族の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます」と悼んだ。
奏音69は自身のXで「つい先日、luzから間接的な連絡があり、ライブへのご招待と、楽曲使用のご相談を受けました。こちらからメッセージを送ることは何度かありましたが、彼から連絡が来たのは、あれ以来初めてのことでした」と回顧。luzさんが選んだ楽曲は「クイーンオブハート」「光」の2曲だったといい「私たちにとっては一度目と二度目の出発を決めた際の曲でしたから、それが彼なりの決意表明であると思い、まずは人づてではなく直接会って話すべきだと返答し、彼もそのための準備を前向きに進めてくれていたと伺っています」と続けた。
こういったluzさんとのやりとりを明かし、「それがこのような形で実現に至らなかったことが、何よりも残念でなりません」と悔やんだ。
続けて「私が知る限りでは、彼は様々な問題を抱えながらも、自分なりにファンや音楽に対して誠意を尽くそうとしていたように思います。ただ、ここでお話できる事実はごくわずかですが、残念ながら今の彼には、他人にはどうすることもできないしがらみがあまりにも多く纏わりついていました。そのために、多くの誤解も生んでいたのだろうと思います」と推察。
「結果として突き放すような形になったとしても、私を音楽の道へ連れ戻してくれた一番の恩人であるという事実を、一度も忘れたことがありません」などと感謝の思いもつづった。
さらに「いまだ事実を受け止めきれておらず、まとまりのない文章となってしまい申し訳ございません。謹んで哀悼の意を表するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。
luzさんの所属事務所が20日、公式サイトで「弊社所属のアーティストluz(本名:帯刀光司)が、2025年8月19日、急逝いたしました」と報告。luzさんはX(旧ツイッター)を今月6日まで更新しており、最後のポストでは「本当に全てに限界来てる いつこの呪いから解き放たれるんだろう 光なんてもうとっくにないんだよ」とつづっていた。