
オダギリジョー(49)が脚本・監督・編集を務めた監督作「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」(9月26日公開)完成記念上映会が18日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた。
トークの中で、司会から「不思議なことは?」と聞かれた永瀬正敏(59)は「十数年前から毎年、同じところを虫に刺される」と右足ふくらはぎをさすり、観客を笑わせた。「最初(刺されたのは)ブヨで…必ず、そこを刺される。何か、残っているんじゃないか? 同じところをくわれる」と笑いながら首を傾げた。
「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は、NHKで21、22年と2シーズン、放送された。池松壮亮(35)演じる狭間県警鑑識課警察犬係のハンドラー青葉一平だけに、なぜか相棒の警察犬・オリバーが酒とたばこと女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう設定と、着ぐるみのおじさんオリバーをオダギリ自身が演じることが話題を呼んだ。永瀬は、ある事件を解決できなかった後悔から警察犬係を辞めたフリーの記者・溝口健一をドラマ版から演じる。
オダギリは、同じ質問に「永瀬さんとお仕事する前に、同じマンションに住んでいた…4年くらいだったかな? その間、駐車場ですれ違うけれど、僕が一方的に『おはようございます』と言うくらいで会話もなく」と、同じマンションに住んでいた時期があったと明かした。そして「そこから10数年で初めて、お会いする作品があった。家が同じ建物で、仕事では会わないものかなと。結果的に、必ず僕が作る作品にはお願いしたいので」と仕事で接点ができてから、かけがえのない存在になったと口にした。
主演の池松は「2、3年に1回、小さい頃から同じ夢を見る。外国の映画に出てくるような大きならせん階段で、ひたすら雄ライオンが追いかけてくる、飛び降りても追いかけている…ずっと同じ夢」と明かした。
◆「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」 ある日、狭間県警鑑識課警察犬係のハンドラー青葉一平(池松壮亮)や鑑識課メンバーの前に、隣の如月県のカリスマハンドラー羽衣弥生(深津絵里)がやってきて、スーパーボランティアのコニシさん(佐藤浩市)が行方不明になったため、一平とオリバーに捜査協力を求めてくる。「コニシさんが海に消えていくのを見た」という目撃情報を基に、コニシさんのリヤカーが残されていた海辺のホテルに一平(池松壮亮)とオリバー(オダギリジョー)と羽衣が向かう。