
所属ADOR(アドア)と契約問題で紛争中のNewJeans(ニュージーンズ)の復帰可能性が、わずかながら残った。ADORが、メンバー5人を相手に提起した専属契約有効確認訴訟の調停が14日、ソウル中央地方裁判所民事合議部で行われた。約1時間20分の裁判で、結果的に合意には至らず、9月11日に調停期日をもう1度設けることになった。韓国メディアが報じた。
韓国芸能メディアのスターニュースは17日「ADOR復帰のためのビッグピクチャーか」の見出しで、裁判の様子などを特集した。
14日午後2時からの裁判に、同1時48分にMINJI(ミンジ)とDANIELLE(ダニエル)が正装で裁判所入りした。同メディアは「幸いなことに、結論は『調停不成立』にはならなかった。ただ、調整期日を再び設定することにした。平行線だった立場の違いが狭まったのかどうかは、現在としては分からない流れだ。双方とも裁判所を出る時に沈黙で一貫した。裁判所の和解勧告を促す可能性も予想できるが、事案を詳しく分析すると、計算が複雑だ」と報じた。
記事によると「先立ってソウル中央地方裁判所民事部は、ADORが申請した『地位保全および広告契約締結禁止仮処分』申請に対して『債務者NewJeansは、専属契約有効確認の訴えの第1審判決宣告時まで債権者であるADOR側の事前承認または同意なしに独自の活動、第三者を通じて芸能活動をしてはならない』と判示した」と伝えた。
さらに「裁判所は『債務者がこの決定本を送達された日からこの義務に違反する場合、違反行為1回当たり各10億ウォン(1億円)ずつを債権者に支給せよ』と説明した。以後、NewJeansは3月にADORがNewJeansを相手に提起した企画会社地位保全および広告契約締結など禁止仮処分審問期日に全員出席し視線を集めた。だが、先の専属契約有効確認訴訟の1番目、2番目の弁論期日ともに裁判所に現れなかった」と報じた。
また同メディアは「双方ともそれぞれの法理根拠を土台に有利な流れで持ってくるための争いが激しかったので、雰囲気だけをみれば、合意の絵が簡単に描けない。だがADORもNewJeansが戻ってこなければならないと叫び、NewJeansもやはり条件付きADOR復帰の可能性を示唆しただけに、合意が最初から不可能ではないという観測も感じられる」と分析した。