
漫才コンビ「ダブルヒガシ」大東翔生(32)が16日までに、かつて父の元プロボクサー大東旭(55)にTKO勝ちした魔裟斗(46)と20年ぶりの対面を果たした。
大東旭はジュニアミドル級の元日本王者。ボクシングを引退後、K-1に転向。2005年12月31日、魔裟斗と対戦し、ローキックの連打を浴び、TKO負けした。
今回、YouTube「魔裟斗チャンネル」に、息子の大東翔生がサプライズ出演。ジムのリング上で「魔裟斗さん、僕のこと覚えてますか?」と問いかけるも「え?」とまるで見当がつかない。「大東」という名前を聞いて「あの大東旭さんの息子?」と、ようやく記憶がよみがえった。現在体重96キロの体を見て「息子こんなにデカいの?」と苦笑い。
対戦当時、大東の息子は12歳。父と魔裟斗の激突を生で観戦していた。「魔裟斗さんは脚を負傷していて、試合前に『パンチで勝てるよ』『パンチだけでいきます』みたいなこと言って。それならオヤジにもチャンスあり、と期待していたんです」(大東翔生)。しかし、実際にはいきなり魔裟斗のキック全開。「うそつきやん!」と12歳には衝撃だった。
3度のダウンから立ち上がったものの、2ラウンドTKO負け。「その後、オヤジは半年間、脚を引きずってました」(息子)。
魔裟斗はこの試合について「ダウンして3度も立ち上がってきたんだから、根性あったね」と語った。
その後芸人になった息子は、魔裟斗VS父親の一戦をテレビ番組「すべらない話」で披露。大きなインパクトを残した。
YouTubeでは、魔裟斗から息子に「20年越しのオヤジのかたきだ。俺にキックしてみろ」と提案。「オヤジ、見てるか? 一発もキックを出せなかったオヤジの代わりに、俺が魔裟斗さんの脚を蹴るからな」と気合を入れたが、お笑い芸人の蹴りはまるで通じず。逆に魔裟斗が一発蹴ると、息子はダウンしてもん絶。「オヤジはこれを20発くらったんだから、すごい」と魔裟斗は父・大東を称賛した。
息子・大東翔生は16日までに自身のX(旧ツイッター)で「魔裟斗さんのYouTubeでオヤジのかたき討ち失敗」と報告し、ツーショット写真をアップした。