
吉本新喜劇座長のすっちー(53)、川畑泰史(58)がこのほど、大阪市内で「YOSHIMOTO SHINKIGEKI~字幕付! 世界に飛び出せ! バタやんすち子の大冒険~」(9月18日、SkyシアターMBS)の取材会に出席した。
大阪にぎわい創出事業「OSAKA COMEDY FESTIVAl2025」(9月15~21日)の1つとして、大阪を代表するコメディーの新喜劇も出演。字幕付きで翻訳は日英仏中の4カ国語を操る曽麻綾が担当する。
川畑は「大阪コメディーっていう中に吉本新喜劇を入れていただいたことがなによりもうれしい」と笑顔を見せ、すっちーも「いつか世界に飛び出したいと思っていたので、やっとゴーサインが出た。字幕が付いている。いろんな国の方々に吉本新喜劇を知っていただく機会。これをきっかけに広がっていければ」と喜んだが、川畑から「世界に飛び出したいって初めて聞いた」とツッコミを浴びた。
すっちーによると、吉本新喜劇の台本は通常、「ドリルのくだりありまして」「パチパチパンチがありまして」などと、だいぶざっくりしているというが、今回は翻訳もあることから「台本がものすごい分厚い」。そのため、「1行で済まれてるのが一言一句。そこが大変」とボヤキながらも、「世界に認知されるためにはバチッと決めないと。出ている人がほとんど覚えない人ばっかりなので、ちょっと気合入れて覚えようと。目の色の違った新喜劇メンバーをぜひ見てほしい」と見どころを挙げた。
公演には新喜劇GMの間寛平も出演。最も台本をすっ飛ばして暴走しそうな人だけに、川畑は「すっちーと秘策を考えてます」とニヤリ。
ただ、「寛平さんにどこまで通用するか分からない。どこまで暴走するか。動きとか表情とか歴代の新喜劇でもダントツでおもろい方。そこは存分に」と苦笑いし、「暴走してて、『字幕と違うやん。むちゃくちゃしてるやん』って伝わってもおもしろい。字幕があることで暴走が海外の方にも分かる」と開き直っていた。