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「まだ稽古もしていないのに」市村正親の主演音楽劇「エノケン」公演発表で東京公演即完売


音楽劇「エノケン」制作発表会で歌を披露する市村正親(撮影・川田和博)

俳優市村正親(76)が29日、都内で、音楽劇「エノケン」制作発表会に出席した。

同作は戦前・戦中・戦後と昭和の日本を笑いで照らし続けた“昭和の喜劇王”こと榎本健一を描く。脚本は又吉直樹(45)、演出はシライケイタ氏(51)が担当する。

エノケンを演じる市村は「とにかく本次第だなと待っていた」という。「1カ月くらい前に上がってきて、暗くなりかけたころに自分の部屋に閉じこもって、コーヒーを置いてめくったら、感動した。良い本ができあがった」と又吉の脚本を称賛。「又吉さんは十分責任を果たした」とし、「このあとは、僕らがこの作品を素晴らしいものにして、皆さんに届けたい」と意気込んだ。

公演を発表すると、東京公演のチケットは完売。「すごいですね。まだ稽古していないのに」と感心。「完売を聞いて原因を探ったけど、日ごろの努力のたまものかなと」と冗談を飛ばした。またこの日、追加公演を発表した。

演じるエノケンを「役者として魅力があって尊敬する」とした。市村も舞台人で今年52年となる。「良い芝居を見せるのはエノケンさんも同じ気持ちだったと思う」とし、「笑わそうと思って笑わすのではなく、真剣に生きていることが笑いにつながるのは芝居も一緒」とアピールした。「市村という役者がエノケンに入り込んで、良い人生を生きられたらいいなと思っています」と目を輝かせた。

会場となる日比谷シアタークリエは「芸術座と言われるころから舞台を見てきたので、出たいと思っていた」。芸術座時代の出演はかなわなかったが、「今回、元芸術座で昭和のいい話をやれるのは、この作品でしか立てないんだという運命を感じている」とした。 「ましてや、エノケンを演じるのは俳優人生で良い挑戦になると思っています」と続け、「苦しめば苦しむほど良い作品になる。クリエの空間を我々のガスで満たして、その中にお客さんをおきたいと思っています」と語った。

東京公演は10月7~26日、日比谷シアタークリエで開催。その後、大阪、佐賀、愛知と周り、千秋楽は市村の地元埼玉・川越となる。

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