
俳優の市村正親(76)が18日放送のTBS系「A-Studio+」(金曜午後11時)に出演。母からの教えや、ダメ出しについて語った。
MCのKis-My-Ft2藤ケ谷太輔(38)が、市村を師匠と仰ぎ、ミュージカルでダブルキャストや、共演をした俳優の武田真治(52)に事前に取材を行った。
市村は若い時から「自分から行く方でしたね。演出家のもとに行って『何かダメなのありませんか?』とか。それは母に言われたんですよ。『待っててもダメだよ』と、『自分から出かけていきなさい』って。『ごあいさつにしても、何にしても自分からいきなさい』って」と明かした。
そして藤ケ谷が武田が「ダメ出しの話もしてて」と切り出し、「ダメはいただいたものなんだから、いいことなんだよ」と話しいたことを伝えた。
すると市村は「そうなの。タダでいただいてるんだから、タダで勉強させてもらってるわけだから。だから劇団四季にいた時、浅利さんのど真ん中にいましたもんね」と、18年に亡くなった劇団四季の演出家・浅利慶太さんの名前を上げた。そして「人がダメ出しをもらってると、あれって俺にも言えるなっていうんで。だから自分からもらいにいく。で、ダメがないと、やっぱりこっちから聞くとね、そういえばそうだな…じゃあ、あそこはこうって言ってくれますもんね。聞きに行かなかったら、あいつは俺のダメは求めないヤツだなっていうんで。演出家がもう、その役者に対して面倒見なくなっちゃうから」と吐露。
藤ケ谷が「何かイメージとしてはダメ出しの時間があって、自分…あっ、よかった自分なかった~とかで終わる人が多いのかなって」と話すと、「いやいや、あった方が明日の課題になるわけだから。だから僕、人が来ると『褒めないで!』って言うもん。褒めると意識しちゃうから。むしろダメ出しだったら聞く」と明かした。