
女優のん(32)が29日、大阪・吹田市の国立民族学博物館で31日に開幕する「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。-群れる-」(10月13日まで)の先行内覧会に出席した。
22年に自身が脚本、監督、主演を務めた映画「Ribbon」をきっかけに、「負の感情をリボンで表現したら、おもしろいんじゃないかとアイデアが生まれた。負の感情って抱かないようにした方がいいって発想になってしまうんですけど、私は排除すべきじゃないと思っていて、その感情をリボンというかわいいもので表現すると、いいものが見えてくるんじゃないか」と思い立ち、Ribbonアート作品展「のん Ribbon展 不気味で、可愛いもの。」を開催。
今回は新たに津軽のこけし燈籠10体を追加制作するなど意欲あふれる展示となっており、「今回の展示は国立民族学博物館にインスパイアされて準備した。この展示を見る前や後に博物館の展示を見ると、その世界観に浸れると思う。夏の暑い日が続いていますが、この怪しくてかわいいものを見ていただいて、ちょっと不気味だなとゾッとしながら涼んでもらえるんじゃないか」とアピールした。
兵庫県出身だが、国立民族学博物館がある万博記念公園を訪れるのは初めて。公園のシンボル「太陽の塔」を見て、「全国民がファンだと思う。本当に感動しました。目に入ったら心が引きつけられて、スッと通り抜けることができない威力を放っていた。心臓にグサッと刺さりました」と笑顔を見せていた。