
テレビ東京は3日、都内の同局で定例会見を行った。6月に就任した吉次弘志社長が初登壇。過去のコンプライアンス上の問題行為発覚を受けて無期限活動休止となった国分太一についてコメントした。
2月に外部から国分のハラスメント行為について匿名の投書があったといい「匿名なので誰なのか分からないが、本当なら看過できない内容だと受け止め、第三者の外部弁護士に調べていただきました」と明かした。
結果、投書に書かれているような事案は確認できなかったが、6月末に日本テレビが国分の行為について会見を行い、福田博之社長が説明を行ったことを受け「日テレさんの案件が出た時に我々も驚いた。調べ漏れがあってはいけない」(吉次社長)と再び第三者の弁護士を通じて再調査を開始。「事案の視点を少し広げて、と言いますか。現在も調査中ですが、今のところ対応をしなければいけない事案は確認されておりません」とした。調査は関連したとされる社員や制作会社、国分本人にヒアリングを行ったという。
事案の把握については日テレの会見前日の6月19日夜にSTARTO ENTERTAINMENT社と株式会社TOKIOから連絡を受けたといい「(事案の)内容についてはお答えいただいていないという状況です」とした。その後もSTARTO社に数度にわたって内容について質問したが、同様の回答を受けたという。
また、国分がMCを務めていた「テレ東音楽祭」について、7月9日に同音楽祭の「2025~夏~」が放送されるが、6月20日に国分のMC降板を発表。番組については「国分太一さんの出演はなくなったので、(進行の)田中瞳アナの進行で、出演予定のアーティストさんで番組を盛り上げていきたいと考えております」とした。MCの追加はないとし「出演されているみなさんにいろんな形でアシストしていただきながら進行していきたい」と力を込めた。