
お笑いコンビ、メッセンジャー黒田有(55)が26日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演。TOKIO解散について言及した。
TOKIOは25日、所属する株式会社TOKIOの公式サイトで解散を発表した。
黒田は「福島の方々の応援もされて。ただの芸能活動だけじゃなくて、多方面で勇気づけられた方も多い。普通の芸能界引退より大きい事案と思うんですけど」と前置きした上で、「国分さんが今後、戻れるかどうかというより、何があったか分からない状況でみんながモヤモヤしてるという中で、会社が廃業されたからといって、ファンの人たちの気持ちをどこに落ち着けたらいいのかっていうのが正直なところじゃないか」。
解散に先立ち、無期限での芸能活動休止を発表していた国分太一(50)について言及し、「会社を廃業したというのは、お付き合いのあったテレビ局等々だけの話ですけど、ファンの方に支えられてたんやったら、ファンの人たちへの説明っていうのがなかったら、ずっとモヤモヤした気持ちが続くんじゃないか」とファンの気持ちを思いやった。
国分を巡っては、日本テレビの福田博之社長が会見を開いたものの、「プライバシー保護」というワードを何度も繰り返し、「コンプライアンス違反」の詳細を明かさなかったこともあって、黒田は「国分さんがこのまま言わなくて、活動停止されるでしょ? 今後、こういうことがあったときにどうなるんですか? 『会見はしないです』と何かわからないままフェードアウト。これが認められたら、こういうことが前例としてなったときに、何があったかまったく分からないまま進んでいくことがある」と懸念。
橋下徹氏も「それがものすごく危険。もしみんな問題があって『会見しません』ていうのが、テレビ業界の通例になって、一般の民間企業が同じことやったらどうなるんですか」と疑問視した。
同番組の解説を務めるカンテレの神崎博デスクは「日本テレビ側がプライバシーを盾にして何も言わないとなると、日本テレビの記者が不祥事に行ったときに『日テレさんにはウチのプライバシーの問題なんて言えません』と言われたら、何も言えない。アウトライン、概略だけはこういうことでした。これなので、番組出演はやめてくださいとなりました、と判例じゃないですけど、これやったらアウトと基準がでないといけないのに、何も分からないまま行くと、黒田さんが心配されるようなことが踏襲される恐れがある」と話し、橋下氏も「詳細に言わなくても、プライバシーを守りながら、できる範囲でやるべきだと思うんですよ」と同意していた。