
TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)は20日の放送で、日本テレビ福田博之社長が同日、都内の同局で、TOKIO国分太一(50)の過去の複数のコンプライアンス上の問題行為発覚を受けて「ザ!鉄腕!DASH!!」降板を決めたことについて取材対応した様子を伝えた。
番組では、取材対応の様子を生中継はせず、「きょう午後1時過ぎ」と少し遅れたタイミングであることをテロップで伝えた。福田社長が事態を把握したのが5月27日であることや、起きた事案の具体的な内容については、プライバシーの観点から明言しなかったことなどを伝えた。
レイ法律事務所の河西邦剛弁護士は、「5月27日に社長が把握して、3週間程度たっているわけですね。そうすると日本テレビの中でかなり慎重に調査をされていたというところが、まず分かるかと思います」と解説。「社長の方が言及していたところとしては、外部の、国分さんサイドから共有や報告を受けたというところよりも、幹部で会ったり担当者から報告を受けているという話なので、今回、日本テレビ内部であったり、その領域で起こっているトラブルの可能性があるかなと思います」と指摘した。
また、今回発覚した事案の「複数のコンプライアンス上の問題行為」との表現について、河西弁護士は「非常に広い概念でして、コンプライアンスと言ったら、それは犯罪であったり、不倫であったり、ハラスメント、こういったところの可能性があるんですけど、犯罪であることは(福田社長が)『刑事告訴はない』とおっしゃっていたので、この線はゼロだと思いますね」とコメント。「今回、関係者のプライバシーというところをかなり強く言及されていらっしゃいました。そうすると、国分さん個人であったり、内部の不倫的な家庭的なことよりも、仕事内の領域で起こったコンプライアンスの問題点であることが推測される」とした。