フジ・メディア・ホールディングス（FMH）およびフジテレビの社長に就任した清水賢治氏が25日、都内で同日に行われたFMHの株主総会と取締役会後に報道陣の取材に応じた。
総会には実業家の堀江貴文氏も出席していた。質疑応答では、認定放送持ち株会社であり続けることの是非について問われる場面もあった。清水社長は認定放送持ち株会社の場合、「放送法でさまざまな規制があります」とし「規制があるとかえって将来の事業拡大の局面で、さまざまな事業に打って出ようとするときにその制約が邪魔になるんじゃないかということでした。なので、そうでなくなる検討可能性があるかもしれないと申し入れました」と明かした。
また、今後堀江氏と会話を交わす可能性についても問われ「知見を持たれている方。機会があれば堀江さんとお話しさせていただきたいと思っております」と話した。
今回の株主総会では中居正広氏と元局員でアナウンサーだった女性との間で起きた性加害問題をめぐる一連の対応などに端を発し、抜本的改革案なども提案した。また、会社側が提案した清水社長や、ファミリーマート元社長の澤田貴司氏ら取締役11人全員が投票の末、選出される結果に。「物言う株主」として開催前からさまざまな意見を主張していた米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツが提案した候補者は12人全員が否決された。
