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阿部寛、名優との3秒間の共演は「どんなドラマの撮影より覚えてますよ」そして「一生の宝」


俳優の阿部寛が「おしゃれクリップ」で、高倉健との共演が人生の転機となったエピソードを語った。阿部は、20代後半に仕事が減少し、必死に役を求めて高倉健出演のNHKドラマに売り込みをかけた。その結果、工事人Aという役を得てたった3秒の出演だったが、大きな影響を受けた。撮影後、高倉健から名刺を受け取ったことも感慨深い思い出となった。阿部は、共演経験はその後なかったが、高倉健との出会いを「一生の宝」と語った。

阿部寛(2025年撮影)

俳優の阿部寛(61)が22日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜午後10時)に出演。人生を変えた名優との共演を語った。

1985年、中央大学2年の時にモデルオーディションで優勝し、雑誌「メンズノンノ」の初代モデルとなった阿部。1987年、23歳で映画「はいからさんが通る」で俳優デビュー。俳優の道へ進み、最初はモデル時代の人気で順調だったが20代後半になると仕事が激減した。

チャンスをつかむために出演を直談判した作品もあったという。その作品が「高倉健さんが15年ぶりにNHKのドラマに出るっていう話があって。それは、キャスト全部決まった段階で聞いたんですよ。せめて、何か僕が出られる役はないかと、『健さんと、とりあえず絡む役ないですか?』って、『ない!』って、全部」と振り返った。

台本を見ると、全部名前が書いてあったという。しかし台本を読むと、工事人Aという役が「健さんと一言声をかわすんですよ。名前読んで…あっ!って。『これ空いてます?』って言って、『これは空いてる』って…。自分でほぼ売り込みに行きましたね」と明かした。

そして出演時間はたった3秒、セリフはたった一言だったが、「もう、あの3秒だけど、どんなドラマの撮影より覚えてますよ。鮮明に、その瞬間っていうものを。でも、今自分で見たけど…いい芝居してるんです、僕。意外といい芝居してるなって思って。やっぱ、そこに自分で行ったっていう責任もあるし。健さんが包み込んでくださったんでしょうね」と打ち明けた。

そして「健さんが声掛けてくださって、『阿部くん、なんでこんな役で出たの?』って言われたんですよ。『健さんの現場の雰囲気を見たいと思って』って言ったら、『そうか、じゃあ今度はちゃんとした役でやりましょう』って言われて。健さんが名刺を渡してくれて。『高倉健』って書いてあるんです。シンプルな名刺で。こんな僕に名刺くださるんだ!と思って…すごくうれしかったんですけど」と振り返った。

その後、高倉健さんと共演することはなかったが「今も、こうやってしゃべれるぐらい…一生の宝になったんで、よかったです」と打ち明けた。

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