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シュワルツェネッガー、トランプ政権の移民取り締まりに批判


俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが、トランプ政権の移民政策を強く批判しました。彼は、移民税関捜査局(ICE)の取り締まりを「地獄絵図」と描くメディアを非難し、実際にはごく一部の地域での出来事であると指摘しました。また、シュワルツェネッガーは、共和党と民主党が移民問題の解決に関心がなく、むしろ政治目的で利用していると主張しました。自身もかつて移民として米国に来た経験を持つ彼は、移民への政策が与える影響について敏感であり、移民制度改革の必要性を訴えました。また、トランプ大統領を支持しない姿勢を笑いながら示す場面もありました。

アーノルド・シュワルツェネッガー(2019年11月撮影)

俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(77)が、トランプ政権の移民取り締まり政策を「生まれてこのかた、ずっとここに住んできた人々を国外追放している」と批判した。

米ABCテレビで12日に放送されたトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演したシュワルツェネッガーは、6日からロサンゼルスで起きている移民税関捜査局(ICE)による不法移民取り締まりに抗議するデモについて問われ、「地獄絵図のように描写している」とメディアを非難。その上で「実際には、ロサンゼルスのわずか0.001%程度の地域で起きていることだ」と話し、トランプ大統領が約4000人の州兵と700人の海兵隊を動員したことに疑問を呈した。

カリフォルニア州知事を務めた経験を持つシュワルツェネッガーは、「政治家がちゃんと仕事をしていれば、こんなことは起きなかった。民主党と共和党は共に移民問題を解決することに興味がない。むしろ彼らは移民問題を政治資金集めに利用している」「包括的な移民制度改革は、与野党双方によって何十年も先送りにされてきた」と主張。「(与野党が)互いを非難しあう中、国民が突然彼らに「中指を立てている」と驚いているだけだ」と皮肉った。

自身もオーストリアで生まれ育った移民であるシュワルツェネッガーは、「これは私にとって非常にデリケートな問題だ」とも話し、米国に来た当初は国外追放されるのではないかと、おびえながら暮らしていたことを明かした。一方で「私が人生で成し遂げたことのすべては、アメリカのおかげ。それがすべて」と、感謝の言葉も述べた。

共和党員のシュワルツェネッガーは、昨年11月の大統領選では共和党のトランプ大統領ではなく、民主党候補だったハリス前副大統領への支持を表明しており、「トランプ大統領はあなたをあまり気に入っていないと思いますが、本当ですか?」と司会のキンメル氏がジョークを飛ばすと泣き顔を見せる場面もあった。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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