
元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子が15日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。小泉進次郎農相が、備蓄米放出によるコメの需給バランスについて発言したことについて、私見を示した。
番組では、小泉農相による備蓄米放出で、市場の値下がりが起きている状況とともに、需給バランスが崩れることを懸念する声も報道。新たな20万トン放出の際、取材陣から「(コメが市場に)じゃぶじゃぶにあふれて危険な手法の気もする」と聞かれたことに対し、小泉農相が「私たちとしては、これは、じゃぶじゃぶにしていかなくてはいけないので、それじゃなかったら価格は下がらない」と答えたことも伝えた。一方、一部の生産者側は、コスト高騰などもある中で、小泉農相の政策に疑問を持っているとの状況も伝えた。
膳場は「コメをじゃぶじゃぶにするという小泉大臣の発言に対して、生産者さんは長期的な面からも不安を訴えています」と指摘。「消費者、生産者、どちらにどうしていったらいいのか、政府は難しいかじ取りを迫られている」とした。
さらに識者の意見を聞いた後、膳場は「今、行われているのって、どうしても目先のことばかり、っていう風に映りますよね」と述べた。