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76歳ベテラン俳優、学生時代貨物船の船員だった「船にいればメシ食えますからね」


俳優の笹野高史(76)はフジテレビの番組『ぽかぽか』に出演し、学生時代に船員として海外を渡航していた経験を明かした。70年代の日本はデモが盛んで、笹野はその渦中にいるのがつらく、資金なしで海外に行ける手段として船員の道を選んだという。船では貨物船に乗り、初心者ながらも楽しい生活を送った。個室があり、船での食事は提供され、免税品のお酒も楽しめたと述懐している。最終的には劇団や大学生活の再開に伴い陸に戻ったが、船員時代の楽しさが心に残るものだったと語った。

笹野高史=25年4月

俳優笹野高史(76)が13日、フジテレビ系「ぽかぽか」(月~金曜午前11時50分)に生出演。学生時代、海外に渡航する船乗りだったことを明かした。

笹野は学生時代について「そのころのことを言っても分からないでしょ」と前置きして「70年安保である意味日本中が盛り上がっていた。東京中の大学があっちでもデモ、こっちでもデモで機動隊の方とやちあっていた。大学も椅子や机を校門に積み上げてバリゲードをつくっていた。学校の授業もないような感じ。東京中が、日本中がそうだった」と話し「大学も劇団も大きなデモの渦の中に…僕もついていけなくなった。日本にいるところがないと思って、外国行こう、外国行くにはお金がない、お金がなくて外国いけるのは船乗りだ。ツテをたどって雇っていただけました」と海外渡航する船員になったことを話した。

笹野は「当時は好景気だっったから、こんな素人でも雇ってもらった。船の中は陸の呼び方と全然違う。イチから仕事を覚えなきゃいけない。見習いで入った。貨物船でした。船員の仕事は楽しゅうございました」と振り返り「ジョニ黒とかジョニ赤が高級なお酒だったけど、免税でしょ、船員はステテコであおってましたね」と話した。そして「トビウオみたり、イルカと遊んだり、個室でしたし、船にいればメシ食えますからね。いただくお給料はみんな遊びに使っちゃう」と楽しかった船乗り生活を述懐した。

劇団に所属したことについては「そんなことは置いておいて、船に乗っている方が勝ってましたね」と語った。船での生活は約1年半。「そうしたら、日本が落ち着いて、大学も再開されるようになった。劇団も再開するからと聞いた」と話した。陸の生活に戻るかどうかは迷ったが、劇団では役者ではなく裏方だった。何のあてもなかったが「無謀な方を選んでしまうんですよ」と楽しかった船員生活を捨てて、元の生活に戻ったと話した。

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