
女優恒松祐里(26)が、今日13日公開の映画「きさらぎ駅 Re:」(永江二朗監督)に出演する。映画初主演となった「きさらぎ駅」(22年)の続編で、堤春奈役を続投。このほど、日刊スポーツのインタビューに応じ「絶対に楽しめる作品です」と力説した。
異世界の駅を舞台にしたホラー映画。前作はネットやクチコミで広がり、スマッシュヒットを記録した。「結構作品の感想を見るんですけど、どんどん多くなっていった。これがクチコミで広がるってことなんだ!と実感した」という。
怖いのに笑える「緩急が絶妙な作品」。春奈は前作できさらぎ駅に取り残された。「毎回、役作りをノートにメモしている。春奈はこんな子と確認してから挑みました」。人間らしさが魅力で「いいことを言っても、自分が危険な目にあえば逃げたくもなる。誰しもある弱さ、自分を守る強さが共感できる」と話した。
今作は登場人物たちの心情の変化を丁寧に描く。「台本に『アルマゲドンみたいに歩く』って書いてあったんですけど、そうやってみんなで戦いに挑むシーンもあって。青春みたいで感動できます」と語った。
前作できさらぎ駅から生還し、再び乗り込む宮崎明日香を本田望結(21)が演じる。3年がたち、女子高生だった明日香は成長しているが、異世界に閉じ込められていた春奈は変わらず大学生のまま。「明日香が頼もしくなりすぎ。私が引っ張る側だったのに、守られる側になっているのが新鮮でした。もうこれは『バディ』ものです」。声援を送りたくなる内容に「応援上映、やりたいって言ってるんですよ!」と笑った。【鎌田良美】
◆恒松祐里(つねまつ・ゆり)1998年(平10)10月9日生まれ、東京都出身。05年にドラマ「瑠璃の島」で子役デビュー。09年「キラー・ヴァージンロード」で映画初出演。19年公開の映画「凪待ち」でおおさかシネマフェスティバル2020新人女優賞。21年にNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」出演。22年「きさらぎ駅」で映画初主演。身長158・5センチ。血液型B。