
元自民党衆院議員でタレント杉村太蔵氏(45)が29日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に生出演。小泉進次郎農水相と野党3党トップとの論戦について、杉村氏は自らの発言の反省を口にして、提案する形の対話を求めた。
28日の衆院農林水産委員会では、備蓄米の放出に関連して野党3党のトップが小泉氏に激しく意見をした。立憲民主党野田代表は「農相に就任されるとたちまち(備蓄米が)2000円程度と、数字を明確にされた。バナナのたたき売りではないので、気合は分かるが、それが適正価格かということ」。また、国民民主党玉木代表は備蓄米の古古古米について「あと1年たったら動物のえさになるようなもの」。そして日本維新の会の前原共同代表は「備蓄米は、全国民に行き届くのか。一部の人に行き渡り、一部が転売にわたり、高値をつけてゆがんだ形で市場に回るという、こういう危険性も」などと発言。
この野党トップの発言について杉村氏は「先週ね、(小泉氏が)コメ担当大臣だと…でもね、農林水産行政、コメだけじゃないから、これから大変なんかじゃないか、って言ったら、谷原さんから『揚げ足とるな』と怒られて、僕ね、すごく反省したんですよ。本当にその通りだったなぁ、って」と自らの発言に対して未熟であったことを話した。
さらに「で、もっと、こうした方がいい、ああした方がいい、って提案型にね、今、危機的な状況なんでね、僕もそうだなぁと思ってね」と批判だけでなく、前向き発言が飛び交う議論の応酬を期待し「国会で野党も、ああいう追及ではなく提案。こういう風になると、もっといいってことですね」と話した。
タレントで作家遙洋子氏から「基本、太蔵さん、コメント、横やり系ですよね」と指摘されると、杉村氏は「僕は基本的に提案型ですよ」とぶ然と返した。そこに谷原が「でも横やり入れる人がいないと盛り上がらないから、きょうもいっぱいお願いしますね」と杉村氏の腕をそっとなでた。杉村氏は「だから、横やりじゃない、っつってんの」と再度訴えるとスタジオに笑いが広がった。