
テレビ、新聞では連日「備蓄米」をめぐる報道が相次いでいる。
備蓄米をめぐっては、小泉進次郎農相が入札制から随意契約に変更し、27日の段階で19社から計約9万トンの購入申し込みがあったことを農水省が発表した。
一部には「備蓄米」を「小泉米」と表現するメディアも出てきた。X(旧ツイッター)では「小泉米」をめぐっての投稿が相次いでいる。
「農家の方達が一生懸命つくったお米を小泉米と呼ぶ事に違和感を感じます」「深刻な食料問題にキャッチーなネーミングを付けるのもどうかと思います」「ワードセンス無さすぎ 食いたくなくなるからやめて欲しい」「農家さんが一生懸命作った米が小泉米って言われるの嫌すぎる 失礼すぎるから!」「小泉米とか言ってテレビではかなり持ち上げられている。いつからブランドになったのかな?報道が気持ち悪いです」などと書き込まれていた。
小泉進次郎農相は28日の衆院農林水産委員会で、26日に始めた随意契約による放出を始めた政府備蓄米の価格5キロ2000円(税抜き)について「生産者にとっての適正価格ではないと思うが、古い備蓄米を卸す価格としては適正」と語った。
一方で、27日にいったん受付を休止した政府備蓄米について、今後再開する2021年産(古古古米)産分の売り渡しでは、「5キロ1800円」程度になるとの認識を示している。