
日本アカデミー賞最優秀作品賞&編集賞の2冠に輝いた「侍タイムスリッパー」の安田淳一監督(58)が27日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。高止まりが続くコメをめぐり、「コメ担当大臣」の小泉進次郎農相が26日、随意契約の備蓄米30万トンの店頭価格を2000円とするとしたニュースに関連し「選挙までの一時的な人気取り」と不安感を隠さなかった。
安田監督は、23年から父の米農家を継いで、映画監督と米農家を兼業している。小泉農相は26日に、備蓄米30トンについて、随意契約で店頭価格2000円とすることを表明した。
番組では生出演した元JA全中常務理事の福間莞爾氏が「輸送費を国が負担する。業者にとって、大分有利。この問題は、国の政策批判するわけじゃありませんけど小泉さんが、小泉農水大臣がようするに参議院選挙の顔になってもらいたいという自民党側の理由もあって、結構パフォーマンス的に思い切ってやったというようなことが、私的にはあるんじゃないかと思っている」と発言。さらにMCの谷原章介から「持続可能か」と問われ「ごく一時的なもので。30万トンですから。これが全体に影響したら今の半値ですよ。今の農家の人はコメ作ることやめますよ」と言及していた。
これについて、安田氏は「選挙までの一時的な人気取りでこういうことをされてですね、根本的な生産者側の問題が解決されないまま、うやむやにされていくというのが、一番、今、逆にそこは心配しております」と語った。