
タレント中山秀征(57)が26日、著書「気くばりのススメ」(すばる舎)発売記念トークショーを都内で行った。
芸能生活40年で体験したコミュニケーションの気付きを収めた。「究極の気くばり」は、20代から親交があった志村けんさんにかけてもらった「バカでいろよ」という言葉という。「興味をもって常に新しいことに挑戦しろという意味でした」。
誰にでもできる気くばり術について「笑顔で接してみること。鏡を見て、やりすぎくらいがちようどいい。そして、大きい声で『おはようございます』と言ってみる。笑顔がよくてあいさつがいいと、人の見る目が変わる。印象が変わると、話してもらうきっかけが増える」とアドバイスした。
40年間で最も印象に残る出来事を聞かれると「上京1年目に栄養失調になったこと」と回答。「食べ盛りの16歳でしたが、お金がなくて1日1食で。朝、目が見えなくなって体が動かない。終わりだなと思いました」と振り返った。
最後はギョーカイ用語で本のPRをリクエストされ、「まさにクリビツテンギョウ イタオドロ(びっくり仰天驚いた)」と笑顔で話していた。