
8人組ダンスボーカルグループ「ICEx(アイス)」の志賀李玖(21)が、BS12で放送中の「六月のタイムマシン」でドラマ初主演を務めている。話題の推理型体験ゲームの人気作を実写ドラマ化した作品で、主人公の柏木を好演中の期待の星が、主演決定時の喜びや今後の俳優としての目標を語った。
俳優歴わずか2年で主演の座をつかんだ。「真っ先に両親に連絡しました。最初は疑われたけど『応援してるよ』と言ってくれて、前向きになれました」と笑顔をはじけさせた。メンバーに報告した際は「『絶対見る!』って自分よりも喜んでくれました」といい、「メンバーの阿久根(温世)も俳優活動をしているので、練習に付き合ってもらいました」と、周囲の支えとともに作品に臨んだ。
同作は蒼がタイムリープを繰り返しながら、仲間を救うため奔走する青春ストーリー。「台本を読んだ時に蒼はクールで落ち着いている子だと思っていたけど、監督から素直で感情の上げ下げが大きい子だと言われて、納得して撮影に臨めました」と監督とともに蒼を作り上げた。同年代のキャスト陣と切磋琢磨(せっさたくま)しながら作品を作り上げ、「読み合わせを僕たちでやったりみんなでご飯を食べたりして、すごく充実していました」と振り返った。
驚異的な成長を見せ、大きな期待を背負う。撮影中はグループ活動と俳優業の両立の大変さを実感したが「“二刀流”はかっこいいし、今後の自分にもつながる。」と意気込んだ。さらに「佐野勇斗くんのように俳優としてもアイドルとしても活躍したい。たくさんの方の目に留まって、日常に幸せを届けたいと思います」と“お兄ちゃんグループ”の先輩を目標に掲げ、さらなる飛躍を誓った。【野見山拓樹】
◆志賀李玖(しが・りく)2004年(平16)5月20日生まれ、福島県出身。23年に結成された8人組ダンスボーカルグループ「ICEx」に選抜され、同年8月にメジャーデビュー。24年3月に映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」に出演し俳優デビュー。同10月にMBS系ドラマ「スノードロップの初恋」で連続ドラマ初出演。身長170センチ。血液型B。