
<MUSIC AWARDS JAPAN2025授賞式>◇22日◇京都市・ロームシアター京都
“アジア版グラミー賞”を掲げ、「世界とつながり、音楽の未来を灯す(ともす)」をコンセプトに今年、新設された国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN2025」のグランドセレモニーが22日、京都市のロームシアター京都で行われた。この日は主要6部門含む21部門が発表され、役所広司(69)や小泉今日子(59)ら豪華プレゼンターも続々登場。音楽人5000人が最も評価したアーティスト「最優秀アーティスト賞」には、Mrs. GREEN APPLEが輝いた。
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3時間以上に及ぶ授賞式のトリを華やかに飾った。「ダーリン」のパフォーマンスで会場を一気に引き込み、その直後に受賞が発表。プレゼンターの役所から代表してルビー(トロフィー)を受け取ったボーカル大森元貴(28)は「Mrs. GREEN APPLEです! ありがとうございます!」と声を弾ませ、昨年の日本レコード大賞連覇に続く大きな栄冠を手にした。
バンドは今年でデビュー10周年。7月には東京ディズニーリゾートとのコラボや、横浜・山下埠頭(ふとう)で2日間で10万人動員のライブを予定するなど、令和の国民的バンドといえる活躍を続けている。役所からは同賞について「最も活躍し、音楽を愛する仲間たちに最も愛されたアーティストが受賞されます」とたたえられた。
この日は三者三様の華やかな装いでも注目を集めた。大森は「どういう面白いことができるかどうか、ずっと先々の話ばっかりしながらやってきたんですけど、今年に入って改めてメンバーの大切さや、十何年を振り返るということを初めてやってみまして」と明かした。
「本当にたくさんの方のサポートと、何よりメンバーと、あとは僕が幸い楽曲を作るのが本当に好きだったというので何とかやってこれてると思う」と笑顔。ギター若井滉斗(28)、キーボード藤澤涼架(32)と顔を見合わせ「よかったね」と喜びをかみしめた。【野見山拓樹、玉利朱音】