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渡辺謙「やっぱり胸が震えた」カンヌ映画祭監督週間「国宝」公式上映で吉沢亮と横浜流星たたえる


カンヌ映画祭の監督週間に出品された李相日監督の映画『国宝』が現地時間6月18日に公式上映され、主演の吉沢亮、共演の横浜流星、渡辺謙が参加しました。渡辺は流暢な英語で観客に感謝の意を述べ、吉沢と横浜の努力を称賛しました。『国宝』は吉田修一の小説を映画化した作品で、吉沢が演じる主人公・喜久雄が歌舞伎の世界で生きる物語です。渡辺と横浜も出演し、それぞれ異なる背景と運命を背負うキャラクターを演じます。約6分間のスタンディングオベーションを受け、渡辺は特別な体験を語りました。この上映は、渡辺にとって世界3大映画祭を全て制覇した記念すべき機会でもありました。

カンヌ映画祭監督週間に出品された「国宝」の公式上映に参加した、左から李相日監督、吉沢亮、横浜流星、渡辺謙(C)Kazuko Wakayama

フランスで開催中の世界3大映画祭の1つ、第78回カンヌ映画祭の監督週間に出品された「国宝」(李相日監督、6月6日公開)の公式上映が現地時間18日、行われた。

渡辺謙(65)は上映前、流ちょうな英語で「グッドアフタヌーン! 皆さん本日はお越しいただきありがとうございます。本日ここに立てたことを本当に光栄に思います」とあいさつした。そして、主演の吉沢亮(31)と共演の横浜流星(28)に視線を送り「2人の才能ある俳優の努力のたまものであるこの映画は、成功を手に入れるはずです。私は彼らの献身に心から敬意を払います」と2人をたたえ「どうか、この作品をお楽しみください。そして繰り返しますが、この映画は少しだけ長いです」と笑いながら観客に呼びかけた。

「国宝」は作家・吉田修一氏の同名小説の映画化作品。吉沢は任侠(にんきょう)の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげた主人公・喜久雄を演じた。抗争で父を亡くした喜久雄を引き取る上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎を渡辺、半二郎の実の息子で、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介を横浜が演じた。正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる2人が、ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていく中、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせていく物語。

渡辺は、07年に「硫黄島からの手紙」でベルリン映画祭(ドイツ)、13年には李相日監督(51)の「許されざる者」でベネチア映画祭(イタリア)に参加しており、今回のカンヌ映画祭の参加で世界3大映画祭を“制覇”した。04年には「ラストサムライ」で米アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、授賞式にも出席した。世界の映画界を知る渡辺にとっても、820人の観客と175分間、ともに本編を鑑賞し、約6分にわたるスタンディングオベーションを受けた体験は特別だったようだ。「最後に(吉沢が演じた)喜久雄が見た風景を僕ら、みんなで観させてもらった、そんな気がしました。ちょっと、やっぱりここ(胸)が震えました」と口にした。

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