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窪田正孝、19年所属事務所退所後に初の公の場「懐かしさとたぎる…一緒になった不思議な気持


俳優の窪田正孝が、映画「宝島」の完成報告会見に登場しました。この作品は、直木賞受賞作家・真藤順丈の小説を映画化したもので、戦後の沖縄を舞台に「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちの姿を描いています。窪田は、主人公オンの弟レイを演じ、作品のテーマとして「死の価値」や「時代背景による生き方の違い」を熱く語りました。彼の俳優としての原点回帰にもつながったとし、作品を通じて感じた「人間の生き様」を強調しました。

映画「宝島」製作報告会見に登壇した窪田正孝(撮影・村上幸将)

窪田正孝(36)が5日、東京・丸の内TOEIで行われた妻夫木聡(44)の主演映画「宝島」(大友啓史監督、9月19日公開)完成報告会見に出席した。3月31日に、約19年所属したスターダストプロモーションからの退所を発表後、初の公の場で「予告を見させてもらい、懐かしさと、どこか、たぎるような気持ちが一緒になった不思議な気持ち」と作品への思いを語りつつ、登壇した。

「宝島」は作家・真藤順丈氏の19年の直木賞受賞作の実写映画化作品。終戦後の米軍統治下の沖縄で、米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を描いた。主演の妻夫木聡(44)が、この日、ビデオレター寄せた永山瑛太(42)が演じる英雄・オンの親友グスク、広瀬すず(26)がオンの恋人のヤマコ、窪田はオンの弟レイを演じた。グスクは、予定外の戦果を手に入れた直後に、こつぜんと消息を絶ったオンの痕跡を警察官になって追い、ヤマコは小学校の教師になり、オンの帰りを信じて待ち続け、レイは消えたオンの影を追い求めてヤクザになる役どころだ。

窪田は、本編を見た感想を聞かれ「死という概念が、今と全然、違う感覚。死と隣り合わせだから全力で生きる思い、生きていく魂を感じた」と熱く語った。「戦争を題材にした時代物を演じる…死の価値が違うと認識しないといけない。暴力をしたいのではなく、それしか選択肢がなかった時代。今は便利だし、誰とでも、いつでも会話できるけれど、便利故に失っている、気付かなくなっているものがある」とも指摘した。

その上で「役者という仕事を通して、大友監督の元で演じて、原点に返るんじゃないけど、人間は荒々しく生きていけるんだなと言うのが、画面から出ているんだと見ていて感じた」と、俳優の仕事のあり方を踏まえ、作品を評した。

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