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妻夫木聡「宝島」は「導かれた」作品、宣伝アンバサダー就任「土日は全具埋まっています」


妻夫木聡が主演する映画「宝島」の製作報告会見が行われ、「導かれた作品」として特別な意義を持つと強調しました。彼は「宝島」宣伝アンバサダーに就任し、全国キャラバンで作品を広めると約束しました。「宝島」は直木賞受賞作を基にした作品で、米軍統治下の沖縄を舞台に物資を住民に分け与える若者たちの姿を描きます。過去の映画「涙そうそう」との縁も語られ、沖縄への思いを強く持つと述べました。コザ暴動のシーンは2000人のエキストラを動員し、大規模な撮影が行われました。また、コロナ禍による撮影延期を乗り越え、ついに完成に至ったことに感慨を示しました。映画の力を信じる彼は、日本の物語を未来に渡すことを訴えています。

映画「宝島」製作報告会見に登壇した窪田正孝(撮影・村上幸将)

妻夫木聡(44)が5日、東京・丸の内TOEIで行われた主演映画「宝島」(大友啓史監督、9月29日公開)完成報告会見で「導かれたのかも知れない」と特別な作品だと強調した。作品の宝島宣伝アンバサダーに就任し、全国キャラバンを行うことも発表。01年の主演映画「ウォーターボーイズ」当時、映画を直接、ファンに伝えて広めた実体験を再現したいと力を込め「先々の土日は、全部、埋まっています!!」と、全国に映画を届けると約束した。

「宝島」は、作家・真藤順丈氏の19年の直木賞受賞作の実写映画化作品。米軍統治下の沖縄で、米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を描いた。妻夫木は、永山瑛太(42)が演じる“戦果アギヤー”の英雄・オンの親友グスク演じた。予定外の戦果を手に入れた直後に、こつぜんと消息を絶ったオンの痕跡を、警察官になって追う役どころだ。

妻夫木自身、コザを舞台にした06年の映画「涙そうそう」に主演しており、沖縄には深い思い入れがある。『涙そうそう』も舞台がコザで、縁があると思った。原作を読ませていただき、『涙そうそう』で出会ったコザの人たちと、いまだに仲良くしていて…一番、知る自分だからこそ導かれたのかなと」と熱く語った。「今もまだ続く問題もあるし、声にならない声を芝居にしなければ逝けないと思った。親友が2人いて、役作りにガマに連れていってもらった」と役作りを振り返った。現地の美術館では涙したという。

米国だった戦後の沖縄を実写化した今回の企画は、18年6月に刊行された原作を、米ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalの五十嵐真志プロデューサーが同9月に読み、すぐに大友監督に声をかけた。NHKに在籍中の01年に放送された連続テレビ小説「ちゅらさん」で舞台の沖縄を撮影してうた同監督は、原作にほれこみ、ともに映像化を志した。出版元の講談社とやりとりをしていた中で、19年1月16日に原作が直木賞を受賞したことで、映像化の構想がより具体的になり、同10月ころに脚本開発がスタートした。20年に全世界に拡大したコロナ禍などによる、2度の撮影延期などもあったが、24年2月にクランクインした。妻夫木は「2回ほど流れ、3度目の正直で完成。今日の日を迎え感慨深い」と口にした。

70年に実際に沖縄で発生したコザ暴動のシーンには、徹底的にこだわり、エキストラは2000人にも上ったという。妻夫木は「2000人! そんなにいたんですか?」と驚いた。コザ暴動のシーンについては、どう撮影するか検討を繰り返し、千葉の郊外に大セットを作ることで落ち着いたという。妻夫木は「次の日に『200人、エキストラ増やしてくれ』って…これから増やすのか? と」と、大友啓史監督(58)の熱量に驚いたと振り返った。

宣伝アンバサダー就任については「前に立って、会いに行って宣伝したい。宣伝という言葉が似合わないくらい、映画を越えた存在」と熱く語った。「『ウォーターボーイズ』の時、日本映画がヒットしていなくて、回って、行った土地、土地で『応援します』と言われ(映画の広がりを)体感した。この映画で、それができないかなと」と、自らの過去の成功体験が、今回の宣伝アンバサダーの活動の背中を押していると明かした。「日本の物語、皆さんの物語。受け継いだものを未来のバトンに渡さないと行けない。映画を見てもらいたい。僕は映画の力を信じている」と訴えた。

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