
米俳優トム・クルーズ(62)が7日、都内で主演映画「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(クリストファー・マッカリー監督、23日公開)来日記者会見を開いた。冒頭で「日本の母」と慕う映画字幕翻訳家で通訳の戸田奈津子さん(88)へ感謝の言葉を口にした。
クルーズは「非常に感謝したい、戸田さんを紹介したい。製作チームと同じように字幕に心血を注いでくださり、2日くらい前に仕上がった」と、戸田さんの仕事をたたえた。そして「戸田さんは、1500本の作品の字幕を付けていて(4月には)大変、名誉ある旭日小綬章を受けた。僕の出演作も字幕を付けてくださり、実は誕生日は(クルーズと同じ)7月3日なんですよ」と笑顔で紹介。「私たちにとって絶対に必要な存在」と口にすると、戸田さんも「トムさん、優しいお言葉をありがとうございます」と、お礼の言葉を口にした。
クルーズは、前日6日に東京都庁都民広場で行われたジャパンプレミア後、日本の観客と一緒に初めて本編を鑑賞した。「昨日のことは絶対に忘れない。日本の観客に感謝したい」と口にした。また17~22日の日程で先行上映が決定した。【村上幸将】