
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(59)が25日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。移民や在米外国人への締め付けを強化しているトランプ米大統領が130以上の大学で1000人以上の留学生や卒業生のビザや在留資格を取り消し、日本人留学生からも外務省に相談が寄せられているとのニュースをめぐり、ハワイの大学に留学している娘が「承諾無くビザを取り消され、放置すると不法滞在になる」と明かした。
この問題について、一茂は「個人的には僕は当事者なんで、これ、検討事案ですね。家族内ではね。これは『相互関税』とか、米軍在留費だったり、貿易赤字の話とは違う感じがしますね」と指摘。トランプ氏について「つまりこれは、生きる権利だったり、学問の自由だったりすることとまったく逆行していると思います。だいたい、国のリーダーが教育をおろそかにするようなニュアンスの声明ですから。国力も落ちるし、経済も停滞するし、治安も悪化する。ただでさえ、アメリカ分断してるのに余計分断するっていうことを国のリーダーがあおってるという風にしか僕は思えない」と批判した。
一茂は、ハワイに留学中の娘について、「これは本当に考え直していただきたいですし、個人的な話をさせていただくと、うちの娘も、無断で、無断でというか、承諾無く、つまり通知なくビザを取り消された」と報告。「どうなるかというと、このまま放置しておくと不法滞在になる。不法滞在になると、最悪強制送還。強制送還になるとうちの娘ハワイなんですけど、ハワイには今後10年以上入れない。そうすると、大学の大事な4年間が多分棒に振っちゃうっていうことなんですよね」と語った。
トランプ氏の政策についてさまざま語ってきた一茂だが、今回ばかりは、娘がピンチに直面する事態になっており、「やっぱり教育を受けさせられないというのは親として懸念、危惧しなければいけない事案だなと思っていて。ま、私がここで言ってもなんの影響もないでしょうけど、トランプ大統領、考え直していただきたい」と語りかけていた。
一茂には双子の娘がおり1人はハワイ、1人はオーストラリアの大学に留学している。