
フリーアナウンサー膳場貴子が20日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。米国トランプ大統領の政権が、ハーバード大への助成金凍結を発表したことについて私見を語った。
番組では、ハーバード大を含む全米の大学でイスラエルのガザ攻撃に反対するデモが拡大していると報道。トランプ政権がこの動きを「反ユダヤ主義」と位置付けるとともに、入試や雇用で多様性を重視する選考をやめるよう要求したが、大学側が拒否したと伝えた。コロンビア大やプリンストン大でも助成金の一部が取り消されたことも補足した。
膳場は「名門大学がターゲットにされているこの状況、私ふと、中国の文化大革命を連想してしまったりもしたんですけど。どうなんでしょう、こんなことを続けていたらアメリカの国力が落ちるとしか思えないんですけど」と困惑の笑みを浮かべながら指摘した。
中央大の目加田説子教授も「全くおっしゃるとおりだと思います。今すでに頭脳流出が起きている。多くの若手の研究者はアメリカの国外で仕事を得ようとして、現実にオーストラリア、カナダ、フランス等々がそういう研究者を受け入れるということで準備も進んでいる」と現状を紹介した。