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【宝塚】111期が夢の初舞台でラインダンス、トップ礼真琴から思い受け継ぐ


宝塚歌劇団に入団した第111期生39人が、兵庫・宝塚大劇場で開幕した星組公演で初舞台を踏みました。この星組公演は星組トップ、礼真琴のサヨナラ公演でもあります。111期生は「エスペラントRep.~初舞台生ロケット(宝塚メドレー)」で、約4分40秒のラインダンスを披露しました。衣装は、111期生の唯一無二の美しさを表現するために、色彩やグラデーションが施されています。初舞台を迎えた彼らは、喜びと緊張のなかでプロの舞台人としてのスタートを切り、それぞれが夢を実現する姿を描いていきます。公演は6月1日まで続き、その後は各組に配属され、活動を始めます。

口上を述べる第111期生(撮影・石井愛子)

今年3月に宝塚歌劇団へ入団した111期生39人が19日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した星組公演「阿修羅城の瞳」「エスペラント!」で初舞台を踏んだ。

8月10日付で退団する星組トップ礼真琴のサヨナラ公演。幕開きで口上に臨むと、2部のショーで劇中曲の「エスペラントRep.~初舞台生ロケット(宝塚メドレー)」にのり、タップダンスも取り入れ、約4分40秒にわたり、元気いっぱいにラインダンスを披露した。

衣装は、色彩が花として咲き誇る過程を表現。初舞台生たちの夢がこれから色鮮やかにかなうように、それぞれが唯一無二の美しさを描いていけるように、との願いが込められた。

頭飾りには111期を表現する3本の筆と、「花・月・雪・星・宙」5組のカラーをのせたパレットを配した。スカート部分は、初舞台生ならではのみずみずしい美しさが映えるよう、柔らかで繊細な花弁のグラデーションなどを職人の手作業で立体的に造形した。

作・演出は生田大和氏、音楽は太田健氏、振付は三井聡氏が担当した。

111期生は3月1日午前に宝塚音楽学校を卒業し、同日午後に劇団で入団式。本名から芸名を得て、約1カ月に及び、稽古を重ねてきた。前日18日に通し舞台稽古を終え、男役の千隼悠(ちはや・ゆう)瑠希友杏(るき・ゆあん)絢花澪(あやはな・みお)の3人が取材対応した。

千隼は、本番さながらの最終稽古を経験し、幕が開いた瞬間を「赤くてキレイな客席と輝くライトがまぶしかった。このライトを浴びながら舞台に立たれている上級生の方々がすばらしいと思うとともに、一緒に舞台を作らせていただけると思うとうれしい気持ちです」。こう振り返り、「大好きな宝塚で踊れる1日1日を大切に頑張りたい」と意気込んだ。

瑠希は「今まで自分が客席で見ていた舞台に立って客席を見ていることに幸せと、これからの宝塚人生で今度は自分がお客さまに喜びと幸せをお届けする立場になったんだと実感が湧いて、頑張りたいという気持ちになりました」。

絢花は「緊張もしていましたが、幕が開いてライトを浴びて、皆さまの温かい拍手をいただき、本当にプロの舞台人になったと自覚できました」と、あこがれてきた舞台人としての第1歩に喜びをかみしめた。

ラインダンスでは千隼が礼と手をつなぐ場面があった。緊張したと思い起こしながらも、「今回の公演でご卒業される礼真琴さんが歩んでこられた宝塚人生の舞台に対する思いをしっかり、あの場面で受け継ぐという思いを込めてこれからも踊らせていただきます」と礼からの思いをしっかりと受け止めた。

タップダンスについては「音楽学校時代からお稽古をしてきて、初舞台でタップが踏めるとは思っていなかったのでとてもうれしい。39人全員で1つの音を奏でられるよう頑張ります」。

瑠希は練習でなかなか全員で音をそろえることができず苦戦したことを明かしながら、「全員でリズムを口に出して練習するなど工夫して、今ではみんなが同じ方向に向かって、ラインダンスをタップダンスでできていると思います」と同期の絆に胸を張った。

初舞台公演を終えると、それぞれ5組にわかれての活動になり、同期全員では“最初で最後”の舞台。絢花は「タップダンスだからこそ、私たちが奏でる音でお客さまと一緒に同じ舞台を作っていきたい」と語った。

初舞台生は6月1日の宝塚大劇場公演千秋楽まで出演する。以後は、各組を回る「組回り配属」になる。

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