
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は17日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「物言う株主」として知られる米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが、フジテレビの親会社「フジ・メディア・ホールディングス」(FMH)の取締役候補として提案した12人の1人、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長がこの日開いた記者会見での発言に“無言”で反応した。
北尾氏は2005年、堀江氏のライブドアによるフジテレビの当時の親会社、ニッポン放送の買収劇をめぐり、フジ側の「ホワイトナイト(友好的な買収者)」になった経緯がある。
北尾氏はこの日、東京都内で開いた会見で、FMHが先日発表した新たな経営陣の選任案について「不十分」との認識を示し、ダルトン側と協議した上で、再度、人選すべきと主張した。また、もしFMHが「敵対するなら、徹底的に勝負する」と述べ、フジの経営改革に強い決意を示した。
かつて、自身がフジを救う立場になったことを念頭に置いてか、「堀江くんに悪いことをした。20年前の判断は珍しく外れていた」とも口にした。
堀江氏は、「北尾会長『20年前、つくづく堀江くんには悪いことをした』」のフレーズと、会見での北尾氏の写真を投稿した報道アナリスト新田哲史氏のポストをリポストする形で、北尾氏の発言に反応した。