
女優永野芽郁(25)が15日、都内で主演映画「かくかくしかじか」(関和亮監督、5月16日公開)の学校プレミアイベントに登壇した。
マンガ大賞2015を受賞した、人気漫画家・東村アキコ氏の自伝的作品の映画化。9年間にわたる恩師との切ない実話を描いた。学生たちは前日に映画を鑑賞しており、主人公の林明子を演じた永野が「映画見ていただいたんですよね? どうでしたか」と問いかけると、約530人の高校生から悲鳴のような歓声が上がった。
レッドカーペットを歩き、学生たちと直接言葉を交わして、サイン入りボールを投げるなど触れ合いの時間ももった。「本当に皆さん、元気で。朝眠かったんですけど、一瞬で眠気が覚めました」と話すと、恩師・日高先生役の大泉洋(52)も「君たちは朝からどこまで元気なんですか。この後の授業でのど、つぶれてるんじゃないの。ぎゃあああっていう声に私は笑いが止まりませんでした」と手で顔を覆った。
永野と大泉は親子役で共演経験があり、今回は恩師と生徒役。永野は「心強いし、楽しいし、おいしいご飯に連れてってくれるし最高でした」。宮崎県から、撮影後に車で片道2時間かけて鹿児島の鍋屋まで食事に行ったと明かした。
学生時代の思い出を問われると、永野は「ずっとこのお仕事をしていたので、学校にすごく通えたかと言われるとそうではない」と吐露。「高校生の時も朝ドラを撮っていて、ちょっと全日で通うのは難しいかもしれないってなった時に、最後、仲いい友達がみんな寄せ書きをくれて、窓からお見送りしてくれたのを覚えてます」と話した。
学校にあまり通えなかったぶん「自分に恩師っているかな」と思うことがあるそうだが「人生を変えてくれた人とか、ターニングポイントになるきっかけをくれた人とか、そういう人たちはすぐに頭に浮かぶんですね。映画を見終わった後、その人たちにありがとうってメールしました。皆さんもそういう人がいたら、この映画を見てありがとうって伝えてみてください」と呼びかけた。
見上愛(24)畑芽育(23)鈴木仁(25)森愁斗(22)と関監督(48)も出席した。