
新たなライフスタイルブランド「アズ・エバー」をローンチしてジャムやハーブティーなど最初の8商品をオンラインで正式発売させたメーガン妃(43)が、トランプ米大統領の「相互関税」措置によってさらなる物価高が懸念される中、自身の商品は「お手軽」だと発言して波紋を広げている。
メーガン妃は2日に、記念パッケージに入った14ドル(約2100円)のラズベリースプレッド(ジャム)や12ドル(約1800円)のハーブティ、14ドルのクレープミックスに加え、28ドル(約4200円)の限定ハチミツなどを発売。わずか1時間たらずで全商品が完売した。
このほどフォーチュン誌のインタビューに応じた妃は、トランプ大統領が米国へのすべての輸入品に10%の基本課税を課したことに加え、中国からの輸入品に対する追加関税125%を課すことが自身の事業に与える影響について「すべて米国内で作られているので、あまり心配していない」とコメント。消費者は関税の影響を財布に感じるだろうが、自身のブランドの商品は手頃であると強調。「ブランドの構想として、高級感がありながらも、より入手しやすい手頃な価格の製品を作りたいと思ったことに、感謝している」と述べた。
しかし、妃のブランドの価格設定を巡っては、同様の商品と比較して割高だとの指摘が相次いでおり、高級感のある筒状のパッケージに入ったジャムに14ドルも払う庶民はいないなどと批判されていた。妃は「不況の時こそ、人々は依然として快適な生活、喜びをもたらしてくれるものを求めていると思う」と語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)